2016年07月17日
自公はともに得票減らす
主要政党の比例代表得票
大阪での主要政党の参院比例代表の得票推移を表したのがグラフ上です。1990年代後半に日本共産党が「戦後第2の躍進」を遂げ、98年参院選では同党の国政史上最高の77万3856票を獲得しました。
2000年代には「自民か民主か」の「2大政党」キャンペーンの中で同党は苦戦を強いられましたが、13年の参院選では10年の1・21倍、43万6878票を獲得する変化をつくり出しました。
今回は42万1790票(得票率11・37%)を獲得し、13年参院選、14年総選挙の得票をほぼ維持しています(グラフ下)。
自民党は小泉政権時代の01年に約115万票を獲得しましたが、「構造改革」路線などに対する国民の審判を受けて大きく後退。政権交代(09年)後の10年には約74万票に落ち込みました。13年には89万6679票へと増やしましたが、今回はその91・5%の82万641票へと減らしています。公明党は90年代末から得票の低落が続き、今回は60万8104票と前回比91・1%です。
民進党(旧民主党)は政権交代ののちに大幅に得票を減らし、今回は前回の約27万票から34万4941票に増やしました。
前回参院選は橋下徹氏(前大阪市長)が率いる日本維新の会にとって初の参院選で、105万3036票を得ました。その後、橋下・維新は分裂・合流を繰り返し、おおさか維新の会として初の全国規模の国政選挙となった今回は、129万3626票(前回比22・8%増)に伸ばしています。
※おおさか維新の会の13年参院選は日本維新の会、14年総選挙は維新の党。民進党の14年総選挙までは民主党
(大阪民主新報、2016年7月17日付より)