2016年08月11日
松井知事(維新代表)が箕面入り
〝職員基本条例を箕面でも〟
大阪維新の会の松井一郎代表(知事)が6日、箕面市内で倉田哲郎市長や同党の箕面市議・候補らとともに街頭演説しました。松井氏は、府と大阪市で維新が制定を強行した「職員基本条例」を「箕面市でも倉田市長にやってもらいたい」と語りました。
「職員基本条例」は、府や大阪市の職員を憲法に基づく「全体の奉仕者」から「知事と維新の会の奉仕者」へと根本的に変質させるもの。職員を5段階評価して成績の悪い職員を免職対象としたり、職員が同一の職務命令に3回違反すれば免職対象とする規定を盛り込んでいます。
橋下徹前大阪市長は「(公務員は)市民に対し命令する立場」と公言。市議会答弁では「組織自体が市長の顔色をうかがわなくて、誰の顔をうかがうのか。僕の顔色をうかがって、しっかりとその方針に従って組織を動かしてもらう」などと言い放ってきました。
箕面市議会で維新は現有4議席で、市議選では7人を公認。松井氏は「職員基本条例」を議会で通すためにも「7人全員を通してほしい」と演説。倉田市長は「『なまけている公務員』が一番むかつく」と語り、箕面市で導入した「人事評価制度」に一貫して賛成したのが維新だったと説明。7人の候補者には「落ちてもらったら困る」「全力で支援を」などと叫び、維新との一体ぶりをあらわにしています。
(大阪民主新報、2016年8月14日付より)