新しい国民のための政権を
自由党府総支部連合大会
小沢氏が呼び掛け
辰巳参院議員が出席し挨拶
自由党大阪府総支部連合会は11月26日、大阪市内で大会を開催。小沢一郎共同代表が出席し、「党の躍進と野党の結集により、新しい国民のための政権をつくり上げよう」と呼び掛けました。同大会には野党各党が来賓として出席。日本共産党の辰巳孝太郎参院議員と柳利昭府副委員長が出席し、辰巳議員は「市民の、野党は結集して安倍政権を打倒してほしいという声がある限り、いかなる障害も乗り越えられる」と連帯あいさつしました。民進党の平野博文衆院議員、社民党の服部良一元衆議院議員があいさつしました。
辰巳議員は、夏の参院選で同党のわたなべ結候補を、自由党(当時は生活の党と山本太郎と仲間たち)が推薦、出発式などに同党元国会議員らが駆け付けたことへの謝辞を述べました。昨年9月の戦争法強行可決を受け、共産党が打ち出した国民連合政府構想に、「いち早く『共産党は英断をした』と言っていただいたのが小沢先生。私たちは本当に勇気付けられた」と話しました。
安倍政権下での改憲反対など野党間の4つの合意を示し、「立憲・民主・平和主義を実現できる日本社会・政治のため、安倍政権打倒の旗印を掲げて、自由党の皆さんと一緒に頑張っていく」と決意を述べました。
小沢氏は「金融機関にはお金を印刷するが、国民にはおこぼれも滴り落ちてこない」と安倍政権を批判。「本来の政治のあり方に変えなければならない」とし、「1月の解散総選挙を前提に、今年中に野党のしっかりした連携をつくり上げなければならない」と強調しました。
自由党の村上史好6区総支部長・府連代表・前衆院議員と渡辺義彦氏7区総支部長・元衆院議員、真白リョウ12区総支部長があいさつしました。
大会後、取材に応じた小沢氏は、維新について「事実的に政権サイド。われわれ野党とは違う」「大阪の皆さんは、野党という感覚で見ている人も半分ぐらいいるのでは。そういうことで票を集めている」との認識を示しました。
(大阪民主新報、2016年12月4日付より)