2017年01月22日
カジノ・万博だのみでなく
暮らし・中小企業の応援を
日本共産党大阪市議団が予算要望
日本共産党大阪市議会議員団(瀬戸一正団長)は昨年12月末、吉村洋文市長に2017年度の大阪市予算編成と当面の施策に関する要望書を提出し、意見交換しました。
あいさつした瀬戸団長は、要望書は吉村市政に対する根本的対案だと指摘し、「大都市制度やカジノ万博問題では市長と立場が違うが、市民の暮らし、市政に対する要望など、細部で一致できるところはたくさんあるはず」と語りました。
負の遺産に
井上浩政調会長が要望書の内容を説明。万博・カジノだのみでは大阪の経済成長につながらないばかりか、新たな財務リスクを抱え込み、負の遺産しか残らないことは明白だとし、「市民の暮らしと中小企業の支援などが、本市に求められる成長戦略だ」と強調しました。
要望の主な柱は▽国民健康保険料・介護保険料の負担軽減はじめ制度改善▽子どもの貧困問題の対策や少子化対策での公的役割の発揮▽住吉市民病院の存続と小児周産期医療の拡充、総合的医療機能の復活と現地建て替えへの転換▽地下鉄・市バスは民営化せず、公営交通として発展▽万博を利用したカジノ誘致を断念し、誘致をてこにした巨大開発の中止▽住民投票結果を重視し、大阪市廃止・特別区設置は断念――などです。
貧困対策を
吉村市長は「目指す方向性は違うところもある」としつつ、子ども貧困対策は正面から取り組むとしました。
(大阪民主新報、2017年1月22日付より)