任期満了に伴う茨木市議選が22日投開票され、３議席から４議席への前進を目指した日本共産党は現職の朝田充（52）、畑中剛（50）、大嶺さやか（44）の３氏が当選しましたが、新人の浅藤雅志氏（47）は及びませんでした。

　選挙戦は定数28（２減）に43人が立候補する、かつてない多数激戦となりました。日本共産党は、「オール与党」市政から維新市政の時代に続き、自民・公明・維新が支える現市政が、国や府の悪政と一体に大型開発を進める一方で、市民サービスを切り捨てている中、３議席から４議席への前進へ「暮らし、福祉第一、市民の声が届く議会に」と訴え。国政での安倍政権・自公与党と維新の暴走政治に茨木から審判を下そうと訴えました。

　日本共産党の４氏の得票合計は９４６０票（得票率10・59％）で前回比７９４票（同０・94ポイント）増やしました。自民党は４議席（改選前比１増）でしたが、前回から得票数で３８１５票（26・93％）の減。公明党は前回と同じ６議席ですが、前回から４７３票（２・73％）の減です。

　維新は９人が立候補。得票数は前回（立候補６人）１万４７６７票から５１９５票（35・17％）伸ばしましたが、５議席の獲得にとどまり、改選時（７議席）から２減となりました。投票率は過去最低の39・98％（前回41・79％）でした。

茨木市議選党派別開票結果

※按分票切り捨てのため、合計と一致しない場合があります。

茨木市議選開票結果

(大阪民主新報、2017年1月29日付より）