おおさかナウ

2017年02月05日

清水忠史の国会レポート
「天皇と介護」政治談議で期待実感

syuusyou4ku_shimizu_web 先日、安倍政権に批判的な作家Tさんと、出版社のSさんと3人で食事をしながら政治談議をしました。

 Tさんは、経済政策や外交問題に怒り心頭のご様子でしたが、「自分は保守であり、共産党は好きではない」と前置きし、いまの安倍総理の暴走政治を止められるのは野党共闘だけと発言。天皇の退位問題では、「皇室典範を改正するべきだとの共産党の意見は正しい。天皇のお気持ちを考えない安倍総理の姿勢は不敬に映る」と述べられました。

 『しんぶん赤旗』についてもTさんは、「いま一番信頼できるメディアは赤旗だ。安倍総理を打倒し、日本の伝統と国民を守ろうとしている『保守』の新聞だ。この際、次の総選挙では『天皇の生活が第一』とスローガンを掲げて安倍総理を引きずり下してほしい」と言われました。さすがに、そのスローガンは使えませんが(苦笑)、私たちの主張と活動が、保守層にも評価されていることに驚きました。

 すると出版社のSさんが私とTさんの話に割って入り、「天皇退位の問題もいいけど、僕は介護に力を入れてほしい。介護離職が減少し現役世代が安心して働けるよう、共産党はもっと介護に取り組むべき」と熱弁されました。もちろんこれまでも真剣に取り組んでいるのですが、もっとアピールを強めていく工夫が必要だと考えさせられました。

 天皇と介護――分野はまちまちですが、これまで接点のなかった方たちが、様々な政策で日本共産党に期待していることを嬉しく実感できたひと時でした。(しみず・ただし 日本共産党衆院議員 毎月第1週に掲載)

 

(大阪民主新報、2017年2月5日付より)

 

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