共産党躍進と野党共闘勝利で政治転換を
共産党府委が街頭演説
国有地疑惑・カジノ・戦争法・貧困・待機児
「日本共産党の躍進と野党共闘の勝利で政治を変えよう」。日本共産党大阪府委員会は5日、大阪市中央区の難波駅前で街頭演説を行いました。すでに発表している衆院比例・選挙区候補が勢ぞろいし、「森友学園」問題はじめ「共謀罪」「働き方改革」など国政の焦点について、同党の政策や日本共産党の値打ちをアピールしました。
小選挙区候補が決意表明
大阪1区
しば山のぼる候補
大阪1区のしば山のぼる候補は、「森友学園問題で政治家の関与が明らかになりました。徹底解明が必要です。市民の皆さんと野党が一緒に頑張って、力を合わせて政治を変えましょう」と語りました。
大阪2区
石谷ひさ子候補
石谷ひさ子・大阪2区候補は、「戦争する国になって若者を戦場に送り出し、格差と貧困が広がりカジノでギャンブル依存を作り出すような社会は誰も望んでいない」と訴えました。
大阪5区
北山良三候補
大阪5区の北山良三候補は、「年金は下がり残業代を払わなくてもよいという法案を出す。国民の願いと逆方向に進む安倍政権を変えるため幅広い皆さんと力を合わせて頑張ります」と力を込めました。
大阪7区
村口くみ子候補
「子どもたちに平和と戦争のない社会を手渡したいとママたちと行動を起こしてきました」と語った村口くみ子・大阪7区候補は、「命の愛おしさ、大切さを軽視する政治は許せない。子どもたち、孫たち、そして次の世代にずっと戦後であり続ける世界を手渡すため頑張ります」と訴えました。
大阪8区
あらい真候補
「森友学園」疑惑の地元、あらい真・衆院8区候補は、無所属市議と日本共産党市議が一緒に調査を始めた国有地売却問題が政治を動かしていると述べ、「昨年の参院選で始まった野党と市民の共同が豊中市でも国政を動かす力となり発展した。力を合わせ安倍政治を追い詰めよう」と呼び掛けました。
大阪9区
山元たけし候補
山元たけし・大阪9区候補は、「野党共闘を進める共産党の話を一度聞きたい」と業界団体から申し出を受けたと述べ、「共産党と野党共闘への期待に応えるために頑張ります」と訴えました。
大阪13区
長岡よしかず候補
長岡よしかず・大阪13区候補は、保育所待機児の実態に触れ、保育基準改悪など政府の対策を批判。「安心して子どもが預けられる保育所を増やすことが求められている」と強調しました。
大阪14区
小松ひさし候補
小松ひさし・大阪14区候補は、幼い子どもに教育勅語を暗唱させる森友学園の幼児教育を批判。私学小学校の設置認可基準を緩和した当時の橋下府政の誤りを指摘し、「改憲を狙う安倍政権と右翼的流れを支える維新政治を終わらせよう」と呼び掛けました。
大阪15区
ため仁史候補
ため仁史・大阪15区候補は、「社会保障や教育充実のためと言って消費税を導入したのに、生活は良くならず福祉は後退した」と指摘。国民が328兆円の消費税を納める一方、大企業の法人税が減税された事実を示し、「暮らしを守る政治に転換しよう」と呼び掛けました。
大阪16区
田中ひろみ候補
田中ひろみ・大阪16区候補は、21年学童保育指導員として働いた経験に触れ、「貧困が広がる中、“俺なんか生まれてこなければよかった”と暴れる子を何度も抱きしめた思い出があります。すべての子どもが大事にされる政治にしたい」と語りました。
大阪17区
藤本さちこ候補
在宅の療養生活を支える鍼灸師として働いてきた藤本さちこ・大阪17区候補は、「お金がなくて病院に行けない」「年寄は早く死んだ方がいいのか」という声を何度も聞き、つらく悔しい思いをしたと述べ、「弱い立場の人のための政治を実現したい」と語りました。
大阪18区
やの忠重候補
やの忠重・大阪18区候補は、「汗水流して納めた税金が不正に使われていないかが問われている」として森友問題で各政党の本質が現れたと指摘。日本共産党と野党共闘への支援を訴えました。
大阪19区
北村みき候補
北村みき・大阪19区候補は、子どもに広がる貧困の実態や、子ども食堂に取り組む知人の声を紹介し、「安倍政権と維新政治に一番痛めつけられている子どもたちの声を国会に届けたい。日本の政治を変えていきたい」と訴えました。
大阪11区
みわ智之候補
大阪12区
松尾まさのり候補
大阪11区のみわ智之候補、大阪12区の松尾まさのり候補も別会場から駆け付け、聴衆の声援を受けました。
比例3氏が訴え
宮本たけし衆院議員
宮本たけし衆院議員(近畿比例候補)は、2月15日に「森友学園」問題を初めて国会質問して以降、民進、社民も取り上げ野党共闘で追及が続いていると話しました。
宮本氏は、同学園が運営する幼稚園で子どもたちに教育勅語を素読させ、「安倍首相頑張れ」「安保法制国会通過良かった」と語らせる異常性に言及。一人一人の人格が尊重される教育の大切さを強調し、「大人の勝手な都合で子どもそっちのけの『教育』がされることは、我慢ならない問題だ」と力説しました。
宮本氏は同学園をめぐる疑惑を列挙し、「政治家が介在しなければ起こりえないことばかりだ」と述べ、「不明朗な国有地売却の問題を徹底解明し、この闇を暴くために全力を尽くして頑張る」と決意を語りました。
大阪4区と重複
清水ただし衆院議員
清水ただし衆院議員・比例・4区重複候補は、稲田朋美防衛相が森友学園に感謝状を贈っていた問題などを取り上げ、南スーダンPKOの自衛隊派遣を批判。「憲法に違反する自衛隊の南スーダン派遣は許されない。平和国家にふさわしい民生支援や教育支援、食糧支援、和平実現へ日本は力を尽くすべきだ」と訴えました。
大阪3区と重複
わたなべ結候補
わたなべ結比例・大阪3区重複候補は、「いまの政治に欠けているのは、庶民の声を聴く姿勢。子育てや教育、若者の応援に予算を使う政治にしよう」と訴えました。
(大阪民主新報、2017年3月12日付より)