2017年03月26日
教育勅語暗唱・安倍頑張れ・ヘイトスピーチ…
〝トンデモ教育〟に「共鳴」
安倍首相 問われる道義的責任
安保法制成立を園児「よかった」
森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)では、戦前・戦中、天皇のためには命を捧げよと教えた「教育勅語」を園児らに暗唱させてきました。
安保法制通過後の2015年10月に行われた運動会では、園児に「日本を悪者として扱っている中国・韓国が心改め、歴史教科書でうそを教えないようお願いいたします。安倍首相がんばれ。安保法制、国会通過よかったです」と選手宣誓させていました。
園の教育について安倍首相は国会答弁で、「妻から、森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」「私の考え方に非常に共鳴している方」(2月17日)と答弁しています。
〝安倍小学校〟と名誉校長の夫人
安倍首相の妻、昭恵氏は、同幼稚園を再三訪れ、内閣総理大臣夫人の肩書で、「ファーストレディーとして思うこと」などのテーマで講演。学園が4月、豊中市に開校を予定していた「瑞穂の國記念小學院」の名誉校長(2月辞任)にもなり、小学校パンフレットにも総理大臣夫人として登場しています。
学園は当初、小学校建設のための寄付金募集で、振込用紙の加入者を「安倍晋三記念小学院」と印刷。寄付名が安倍記念小学校の記念碑に刻まれるとして、寄付金を集めていました。
広告塔の役割を果たしてきた首相夫妻の行動の道義的責任が問われています。
(大阪民主新報、2017年3月26日付より)