2017年04月09日
大門実紀史の国会レポート
「最後は共産党」から「最初から共産党」へ
この間、日本共産党を信頼して様々な問題で重要な情報が寄せられます。わが党は、情報提供者を絶対に守りながら、情報を精査し裏付けをとってから質疑に生かすようにしています。
3月28日の参院予算委員会で「森友学園」問題を取り上げました。総理大臣夫人付・政府職員へ籠池氏が送った手紙をもとに、森友学園側の要求に国が結局、「満額回答」していた事実を暴露。テレビニュースなどでも大きく取り上げられました。このときの資料も安倍政権の欺瞞を許さないでほしいという方からの提供でした。
委員会質問の後半では、大銀行が生活費の不足した人たちをターゲットに、高金利でカードローンを貸し付けている実態を暴露しました。まさに「高利貸し、むかしサラ金、いま大銀行」という事態が進行しています。これも共産党ならきちんと取り上げてくれるだろうという現場でたたかう方々からの資料をもとにした質問でした。
そしていま調べているのがマルチ商法でたくさんのお年寄りを食いものにしてきたJ社の実態。被害規模が大きく、背景に政官との癒着も感じられる問題です。この問題も身の危険を感じながら共産党を信頼してくれた方からの情報提供が調査の発端になりました。
かつてはどの党も取り上げてくれないから最後は共産党に頼むしかないか、という感じが多かったのですが、最近は最初から共産党を頼りにされる例が増えています。信頼に応えて、もっと頑張らねばと思います。(だいもん・みきし 参院議員 第2週掲載)
(大阪民主新報、2017年4月9日付より)