野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を
総選挙へ全国遊説始まる
来るべき総選挙で野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を勝ち取り、安倍政権と維新政治を退場に追い込もうと、大阪での同党の全国遊説が16日、衆院大阪1区と同3区で始まりました。
宮本岳志衆院議員・近畿比例候補は、大阪市港区、中央区、天王寺区で、しば山のぼる大阪1区候補らとともに、「日本共産党の躍進で、誰もが人間らしく暮らせる社会に」と訴え。わたなべ結大阪3区候補(衆院近畿比例重複)は、大阪市大正区と住之江区の2カ所で、同党副委員長の田村智子参院議員とともに街頭演説。「子どもの未来を考えるママの会@大阪」の安居裕子さん、医師の松嶋三夫さんも訴えました。
安倍政権の暴走止めよう
宮本議員・しば山候補 大阪1区
大阪1区の宣伝で、宮本岳志衆院議員・近畿比例候補は、トランプ米大統領がシリアへの違法なミサイル攻撃に続いて北朝鮮問題への軍事的威嚇を強めている問題を批判し、「軍事的対応は周辺に深刻な被害が及ぶ」と強調。「厳格な経済制裁と国際社会の一致団結した行動で解決を図るべきだ」と訴えました。
森友学園問題や「共謀罪」など国会審議をめぐる安倍政権の暴走を批判。野党と市民の共闘で、安倍政権を倒そうと呼び掛けました。
しば山氏は、市民と子どもの暮らしに広がる深刻な貧困の現状を指摘。カジノ万博を推進する安倍政権と維新政治に大阪で審判を下そうと呼び掛けました。
「カジノあかん」の一点で
わたなべ候補 大阪3区
大阪3区内の宣伝でわたなべ結大阪3区候補(衆院近畿比例重複)は、「成長戦略」の名で安倍政権と維新が一体となって大阪へのカジノ誘致を狙っているが、カジノ事業者の思惑は日本人にお金を使わせることにあると指摘。「そうなれば地域経済にお金は回らず、街は衰退し、ギャンブル依存症も心配だ。暮らしや商売を応援する真っ当な政治を実現するため、『カジノはあかん』の一点で力を合わせましょう」と呼び掛けました。
田村智子参院議員は、森友学園疑惑を幕引きさせるわけにはいかないと力説するとともに、危険な違憲の「共謀罪」法案を必ず廃案にと強調。シリアを攻撃したトランプ米大統領の「決意を支持」した安倍政権は新たな憎しみやテロを広げるものだと批判するとともに、北朝鮮の無法や核兵器禁止に向けた同党の提案や野党外交を詳しく紹介し、「日本共産党が伸びれば野党の結束はもっと強くなり、国民犠牲を許さない政策を掲げて安倍政権を打倒できる」と力強く語りました。
大正区で演説を聞いた平安山町子さん(68)は「医療や介護の負担増など、弱い者にひどい仕打ちを続ける安倍政権が、今度は『共謀罪』を狙っていることに危機感を抱いています。わたなべ候補は4度目の国政挑戦。私たちや若者の代表として必ず国会に送り出したい」と話していました。
(大阪民主新報、2017年4月23日付より)