大阪からも野党統一候補を
野党代表・市民連合勢ぞろい
大阪でも野党統一候補を実現し、安倍政治に代わる新しい政治をと「野党統一候補の実現を目指す市民のつどい」が4日夜、大阪市中央区内で開かれ、280人が参加。野党代表や府内で結成された市民連合が勢ぞろいし、「市民と野党で共闘つくろう」の声を響かせました。
集いに市民280人
梅田章二弁護士、山元一英全港湾大阪支部顧問、作家の大垣さなゑさんらが呼び掛けて進められている「野党統一候補の実現をめざす大阪アピール」の集いとして取り組まれたもの。
大垣氏が、「日本国憲法施行70年たっても立憲デモクラシーが実現できていない。私たちの力で私たちの代表を全面的に後押しして国会に送るしかない」とあいさつ。山元氏は、「憲法改正を絶対に許さないために、市民の力で野党陣営を前進させ、新しい政治をつくろう」と訴えました。
記念講演した評論家の佐高信氏は、安倍自公政権に対する野党共闘の発展に期待を寄せ、「共通点が3つしかないと考えるのではなく、3つもあると考えよう」と述べました。
野党4党の代表があいさつ。「小選挙区289すべてで野党共闘を成立させ、安倍政権を倒し野党と市民の新しい政治を」(辰巳孝太郎日本共産党参院議員)、「市民が一緒にたたかっていく選挙に」(服部良一・社民党大阪府連合代表)、「目的は安倍政権ストップ。市民の後押しで頑張っていこう」(村上史好自由党大阪府総支部連合会副代表)、「みんなで協力して安倍政治、維新政治を終わらせなければいけない」(尾辻かな子・民進党元参院議員)と訴えました。
連帯あいさつした関西市民連合の大野至さんは、「安倍政権によってたくさんのものが壊された。憲法の理念を基にして僕らはまたつながっていける。自分たちがまとまったら勝てることを示した大阪の住民投票の経験が全国の力になる」と語り、昨年3月結成以来、各地で野党共闘の街頭宣伝などに取り組んできた「みんなで選挙☆ミナセン大阪」の荒木淳子さんは、「やっているうちに知恵も浮かび、前進する。共に頑張ろう」と述べました。
大阪では府内7カ所で、野党統一候補を目指す市民連合が結成されています。つどいでは、泉州市民連合、憲法を守りいかす議員を国会に送る会・茨木、市民連合高槻・島本、堺からのアピール、12区SND市民連合、15区市民連合、みんなで変えよう@大阪14区の代表が、オリジナルののぼりや横断幕などを手に登壇。それぞれの活動を報告し、野党統一候補実現への決意を語りました。
(大阪民主新報、2017年8月13日・20日付より)