2017年08月27日
市民の声で動く市政へ
9月17日投票阪南市議選 共産2氏が訴え
阪南市議選(9月10日告示、17日投票)で日本共産党は、大脇けんご(61)=現=、河合まゆみ(59)=新=の両候補が「市民の声で動く真っ当な市議会を」と訴えています。
同党が実施した市民アンケートには「(市政の)失敗のツケを住民に押し付けるのではないか心配」「子育て世代の支援を」などの声が寄せられています。
昨年の市長選で、市の「総合こども館」(仮称)計画反対を掲げた水野謙二市長が初当選。市内7カ所の公立幼稚園・保育所を統合し、550人規模の幼保連携型認定こども園をつくる計画でした。日本共産党は、こども館構想中止、今ある幼稚園・保育所の耐震化を訴え、1人の無所属市議と共に保護者らの運動と共同しました。
計画は白紙に戻ったものの建物購入は終え、月約370万円の地代も発生。売却や他の用途への転用は契約上困難で、交渉は難航しています。前市長や計画に賛成した議員の責任も問われます。
無所属市議の政務活動費不正受給で、日本共産党は市民の声に応え議員への辞職勧告決議を提案。他会派の一部も賛同し可決しましたが、市議6人が反対しました。
市議選は定数2減の14に19人が立候補の見通しです。共産党は古家美保市議が勇退、河合候補への議席引き継ぎを目指します。同党は「安倍内閣と自民・公明・維新の政治の私物化を許さない」と訴えるとともに、公立幼稚園・保育所を守る▽国民健康保険、介護保険料の引き下げ▽コミュニティバスの便数・停留所を増やす――などを掲げています。
(大阪民主新報、2017年8月27日付より)