おおさかナウ

2017年10月29日

核兵器のない世界つくろう
「ヒバクシャ署名」推進 連絡会結成へ懇談会

「ヒバクシャ国際署名推進大阪連絡会」(仮称)の結成に向けて開かれた懇談会=23日、大阪市北区内

「ヒバクシャ国際署名推進大阪連絡会」(仮称)の結成に向けて開かれた懇談会=23日、大阪市北区内

 国連で採択された核兵器禁止条約の調印が9月から始まる中、核兵器廃絶の流れをさらに大きくするために「ヒバクシャ国際署名」を大阪でも大きく広げようと、「ヒバクシャ国際署名推進大阪連絡会」(仮称)の発足に向けた懇談会が23日、大阪市北区内で開かれ、府内の平和団体、市民団体などから約40人が参加しました。

 連絡会の結成は、府内5市の原爆被害者の会の会長が9月に呼び掛けたもので、この日までに府内33団体を訪問し、懇談会への参加を要請。11月に再度懇談会を開いた上で、年内の連絡会発足を予定しています。

 呼び掛け人を代表して寝屋川市原爆被害者の会の山川美英会長が報告し、人類史上初めて核兵器を違法化した禁止条約は、この十数年の世界の人々の取り組みの成果で、「核兵器廃絶の入口に立つもの」と指摘。すべての国が条約を批准するよう働き掛けることは、極めて崇高な行為だと述べました。

 全国で515万筆(9月24日現在)に達した「ヒバクシャ国際署名」をさらに広げるため、大阪でも署名促進の一致点で連絡会組織をつくることを提案。会の名称や体制などについて意見交換を進めたいと話しました。

 参加者からは「組合員アンケートでは84%が『核兵器を廃止すべき』と回答。この一致点で取り組みを進めたい」(大阪よどがわ市民生協)、「いろいろな人に署名を呼び掛け、たくさん集められるよう1枚に1人分の署名用紙を独自に作っている」(大阪YWCA)、「若者の間でも何かしたいと運動が広がっている」(民青同盟府委員会)、「年内10万筆が目標で、約7万筆を集めている」(新婦人府本部)などの発言がありました。

(大阪民主新報、2017年10月29日付より)

 

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