2017年11月12日
大門実紀史の国会レポート
看板に偽りなし
あの笑顔の仲間がいない、国会に来てほしかったあの笑顔もない―総選挙直後の国会ではとてもさみしい気持ちになりました。けれど、一番悔しい思いをした候補者の皆さんが新たな笑顔で頑張っている姿を見て、自分も前を向いて進むしかないと思いました。
私は国会で「経済論戦の第一人者」と呼ばれてきました。
一昨年の参議院選挙のときは、候補者カーに「経済論戦の第一人者」という大きな看板を掲げ、近畿を走り回りました。たとえ事実であっても、あそこまで臆面もなく自画自賛できる候補者を、私は今まで見たことがありません。
最近、あの「看板」をあらためて証明してくれる出来事がありました。
いま政府、日銀の金融政策がゆきづまり、国債の暴落など経済パニックを引き起こす危険性が指摘されています。
日銀ウォッチャー(監視役)として有名な民間のブログ、「本石町日記」(10月26日)で、私のことが紹介されました。「リフレ的なものに一貫して筋の通った反論を堂々と行ったたった一人の政治家が共産党の大門みきし参院議員だ」と。早くから今日の事態を予見し、国民の立場で安倍政権のリフレ(無理やりインフレ方向へ誘導する)政策を批判してきたことへの評価です。
「看板」に偽りはなかったと安堵するとともに、一緒にたたかった仲間たちを再び国会に迎えるためにも、日本共産党議員団の値打ちをさらに大きく示していく必要がある、そのためにもっと頑張ろうと思いました。
(だいもん・みきし 参院議員 第2週掲載)
(大阪民主新報、2017年11月12日付より)