2017年11月12日
2万人が〝戦争アカン!〟
憲法公布71年 大阪で総がかり集会
「9条改憲許さない」
「9条改憲許さない!」「戦争も、核兵器も、辺野古新基地もいらない」「アベ政治を終わらせよう」と、憲法公布から71年の3日、おおさか総がかり集会(同実行委員会主催)が大阪市北区の中之島公園で開かれました。この日、安倍政権による9条改憲に反対して、国会周辺はじめ全国各地で取り組まれた行動に連帯したもので、約2万人(主催者発表)が参加。改憲と暴走政治の加速に反対する市民と野党の共闘の姿を示す集会となりました。
主催者を代表してあいさつした、「戦争をさせない1000人委員会・大阪」の米田彰男共同代表は、10月の衆院選で改憲勢力が3分の2の議席を占める一方、市民と野党の共闘勢力も前進したと強調。「安倍改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の目標である3千万人の達成へ、改憲勢力の動きを上回る大きな運動に取り組もうと呼び掛けました。
「安倍改憲NO!全国市民アクション」発起人の一人で、評論家の佐高信氏が駆け付けて発言。日本共産党、立憲民主党、社民党、自由党の野党4党の代表があいさつし、各分野の市民がリレートークで訴え、集会後3コースに分かれてデモ行進しました。
大阪市平野区から参加した結城恵子さん(79)は、「集会はすごい人で、野党の連携も見られてよかった。戦争が終った時は家族で中国にいて、(1945年)8月から3月まで7カ月かけて日本に引き揚げ、食べ物の調達に必死で苦労した母の姿を見ながら育った。戦争は絶対に繰り返してはならないし、憲法も変えてはいけない」と話していました。
(大阪民主新報、2017年11月12日付より)