野党と市民の共闘支える共産党大きく
受け身から一歩踏み出して
共産党大阪二区青年後援会が総会
大阪市阿倍野、東住吉、平野の各区で活動する10代から30代の学生や社会人でつくる「日本共産党大阪二区青年後援会」は11日、大阪市平野区内で第2回総会を開催。昨秋の発足から1年間の取り組みを交流し、▽青年後援会ニュース発行▽憲法を学び暮らしに生かす活動――など当面の行動計画を決め新役員を選出しました。
「人間の自由」追求する党に共感
青年後援会結成の背景には2015年の「都」構想住民投票や安保法制=戦争法反対の取り組みがありました。つながり一緒に行動した青年の中から「『野党と市民の共闘』を支える日本共産党を大きくしたい」との願いが出され、学習企画を重ねて後援会結成の準備を進めてきました。
2016年4月に大学教授を招いて学習講座「ブラックな働き方に負けないために!」を開き、「高学費・奨学金ローン」「ブラック労働」「保育園落ちた」「介護地獄」など青年を取り巻く深刻な実態と切実な要求を交流しました。
同世代に幅広く政治変革の輪を広げようとの願いを込めた後援会ニュース「LiNK」を定期的に発行し、メンバーたちは「受け身の姿勢から一歩踏み出す」を合言葉に、熊本地震支援募金活動や、5月3日の憲法記念日集会とパレード参加、平和盆踊りへの青年ブース出店など行動を広げてきました。
昨年11月に後援会結成総会を開催。「政治を市民の手に取り戻そう」と視野を広げて、成人式での宣伝や市議会傍聴、学習講座第2弾「働き方改革と政治」、共謀罪法に反対する国会抗議行動、ホタル狩り、戦争体験聞き取りプロジェクトなどを企画しました。「こういうことがやってみたい」「これなら自分も参加できる」と幅広い意見を取り入れながら、行動を発展させてきました。
この日の第2回総会で方針提案したメンバー代表は、国民の声を無視し市民生活を破壊する自公政権と大阪の維新政治を告発。先の衆院選結果と教訓にも触れながら、、「綱領で『人間の自由』を追求する共産党の主張が今、市民の間で共感を呼んでいる」と述べ、若者の中での活動を大きく広げていこうと呼び掛けました。
第2部では、「明日の自由を守る若手弁護士の会」に所属する安原邦博さんが、日本国憲法について講演。基本的人権(11条)や法の下の平等(14条)など人権を定めた各条項を解説し、「日本国憲法が最も大切にしていることが個人の尊重です。一人一人が大事にされて、それぞれの幸福追求の権利を守るため、人が生まれながらにして持つ自由と権利を、憲法は保障している」と強調しました。憲法9条改悪など自民党が示している改憲草案の危険性を強調し、「憲法が保障する自由と権利を守るための不断の努力が、いま私たちに求められています。一人一人がこの国の主役として学び、行動していきましょう」と呼び掛けました。
3グループに分かれ憲法で大切にしたい条文や自民党改憲草案の問題点を語り合いました。
日本共産党の小川陽太大阪市議が激励あいさつしました。
(大阪民主新報、2017年11月19日付より)