おおさかナウ

2017年11月16日

岸和田市長選19日告示
市政改革進めるしぎ候補
光る「市民が主役」の姿勢

  岸和田市長選が19日告示(26日投開票)されます。日本共産党も参加する「岸和田民主市政の会」が自主的に支援する、しぎ芳則市長の再選を目指す総決起集会が10日、同市内で開かれました。市長選は、市民目線で市政改革を進めるしぎ市政をつぶそうと、維新の会と自民党の一部が推す現職市議、連合町会長の3氏が争う激戦の様相。決起集会では「みんなの暮らしを守る自治都市・岸和田の伝統を市民共同の力でさらに発展させよう」と勝利へ総決起を呼び掛けました。

市民の会が開いた総決起集会=10日、岸和田市内

市民の会が開いた総決起集会=10日、岸和田市内

民主市政の会が決起集会

 民主市政の会の岸田厚事務局長(日本共産党市議)が基調報告し、前回4年前、「維新政治の持ち込みを許さない」と党派を超えた市民の共同で勝利した意義を強調。市民病院の直営維持や産科再開、中学卒業までの子ども医療費助成、センター式中学校給食実現など、「市民が主役」の政治姿勢を貫くしぎ氏が実現した豊かな実績を示し、「市民の命と暮らし、教育と福祉優先、中小企業や地元商店の振興を岸和田市政の発展へ力を合わせて奮闘しよう」と呼び掛けました。

 連帯あいさつで「住みよい堺市をつくる会」の丹野優事務局長は9月の堺市長選で維新候補を打ち破った教訓を紹介。大阪教育センター事務局長の山口隆・全教元委員長は、安倍政権と維新による反動的な教育改悪の狙いを告発。しぎ市政が中学校給食実現や教室エアコン導入など子どもの成長・発達を支える教育施策を前進させたとし、「維新型の教育破壊を許してはならない。子どもに優しい市政を市民共同の力でつくり上げよう」と呼び掛けました。

 情勢報告した日本共産党の宮本岳志衆院議員は、維新政治による暮らし破壊、大阪こわしの実態を告発しました。4年前の堺、岸和田両市長選での勝利が異質の危険を持つ維新政治の勢いに待ったをかける結果になったと強調。国の地方交付税削減の中、暮らしと福祉の向上、財政健全化など市民本位の市政を進めるしぎ市政の実績を示し、「この市政を転覆するために悪口ばかりを言う、自民と維新の野合勢力に負ける訳にはいかない。党派や立場の違いを超えた市民みんなのスクラムでしぎ市政を守り抜こう」と呼び掛けました。

3世代が暮らせる岸和田へ しぎ市政の実績

 「維新政治は持ち込ませない」と4年前に初当選したしぎ市長。市民目線の行政運営を手掛け、国からの地方交付税が削減される中、暮らしと福祉の向上と財政健全化を進めてきました。

【子育て】

▽公立幼稚園での3歳児教育を開始、全園でアフタースクール実施
▽保育所定員の見直しや施設の増改築
▽チビッコホーム27施設から38施設へ増設
▽幼稚園・小中学校エアコン設置へ(2018年度2学期から運用開始)
▽中学校給食の開始(給食センター建設)
▽子ども医療費助成を中学3年生までに拡充

【医療】

▽泉州で唯一、国指定の“地域がん診療連携拠点病院”に
▽治療効果が高く副作用が少ない放射線治療(IMRT)での治療開始
▽産婦人科が再開(2014年5月)

【福祉】

▽新福祉総合センターの整備
▽いきいき百歳体操

【防災・減災対策】

▽防災無線のデジタル化、ハザードマップを作成
▽「避難行動要支援者支援プラン」の策定
▽標高表示板の設置、津波避難ビルの指定

(大阪民主新報、2017年11月19日付より)

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