安倍改憲 絶対にさせない
3千万全国統一署名達成へ
共産党が集会・宣伝・署名
3千万筆目標の「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」が大阪でも進められています。署名では、安倍首相らによる憲法9条などの改悪に反対し、憲法の平和・人権・民主主義が生かされる政治の実現を求めています。大阪憲法会議・共同センターは400万筆、日本共産党は大阪で200万筆を目標にしています。19日には、大阪2区地区委員会、淀川東淀川地区委員会が集会・宣伝・署名を行いました。
大阪2区地区
大阪2区地区が大阪市東住吉区の駒川中野商店街前で取り組んだ「3千万署名キックオフ宣伝署名行動」には、東住吉区、平野区、阿倍野区から50人が参加。1時間で86筆の署名を集めました。
駆け付けた堀内照文前衆院議員は、「国会で改憲勢力が多数を握っていることは軽視できないが、物事を決めるのは国民の世論と力。改憲許すなの圧倒的な世論を示すための署名行動です」と呼び掛け。江川繁、小川陽太両市議や各区・各団体の代表も、「憲法尊重義務を持つ総理が、憲法を無視する暴挙を認めるわけにはいかない」「日本を守るのは軍事力ではない。話し合いによって平和は確保される」などと訴えました。
署名した43歳の男性は、「武力では解決しない。憲法は変えないほうがいい」と話し、70歳の男性は、「トランプ大統領との会談で武器を買うと言ったのにはびっくりした。そんなことに税金を使わないでほしい」と話していました。
同地区では、安保法制廃止を求める2千万署名は2万人分集めましたが、今回の3千万署名は5万人を目標にしています。山本陽子地区委員長は、「安倍政権がいよいよ本気で憲法を変えようと狙う中で、絶対に変えさせないために頑張りたい」と話しました。
淀川東淀川地区
淀川東淀川地区委員会が大阪市淀川区内で開いた「安倍9条改憲NO!3千万署名スタート集会」には70人が参加。清水忠史前衆院議員が講演し、総選挙結果と国際情勢、党綱領に基づく外交政策を縦横に語り、9条改憲を打ち破る草の根からの運動強化を呼び掛けました。
開会あいさつで宮島正地区委員長は、署名目標3万2千筆を必ず達成したいと決意を表明。金曜日の駅頭・スーパー前宣伝や地域ローラー署名など行動の具体化が進んでいると述べ、衆院選での党派を超えた共同の広がりに触れながら、「9条改憲発議を許さない運動の強化が求められています。ヒバクシャ国際署名、3千万署名や維新政治とのたたかいと一体に、地域で党の姿を示し運動を進めよう」と呼び掛けました。
活動交流で、19歳の青年支部メンバーは、「私と同年代の青年が戦争で犠牲になった歴史を繰り返してはいけない。戦争放棄を定めた9条を守るために頑張りたい」と発言。居住支部メンバーは「31軒訪ねて計10人分の署名が寄せられた。毎週定例の取り組みとして続けていく」と語り、手作りの横断幕とプラスターで宣伝行動を進める別の支部代表は、憲法9条を守る意義など相手の疑問に答えて署名を集めた経験を示し、「地域で党の姿を丸ごと示し、署名運動を成功させたい」と決意を語りました。
講演で清水氏は、先の衆院選で改憲勢力が25議席減らす一方、日本共産党を含む立憲野党が31増の69議席を得たと指摘。改憲反対を唱えた立憲民主が野党第1党となった意義や、共闘を貫いた共産党への信頼の高まりを述べ、「安倍政権のもくろみを打ち破る結果となった」と強調しました。
清水氏は、「3千万署名は達成可能。改憲発議を許さない草の根の運動を広げよう」と訴え。米国言いなりの軍備増強や沖縄基地問題に触れ、対等・平等、自主独立の日本を作る展望を示す党綱領の意義を示し、「憲法を生かした平和・外交の道と、党綱領に基づく平和外交と安全保障政策を大いに学び、自信を持って語り広げていこう」と呼び掛けました。
寺戸月美、岩崎賢太両市議も参加しました。
(大阪民主新報、2017年11月26日付より)