〝改革 前に進める〟
岸和田市長選 信貴氏が再選
岸和田市長選が11月26日投開票され、日本共産党も参加する「岸和田民主市政の会」が自主的支援した現職の信貴芳則氏(56)=無所属=が、元市議の西田武史氏(52)=自民=、市町会連合会長の吉野富博氏(69)=無所属=の新人2氏を破り再選を果たしました。
維新政治持ち込み許さず
市長選は、信貴氏と、維新と自民の一部が推す西田氏との激しい争いに。「民主市政の会」は、4年間の信貴氏の市政運営と実績、政策を踏まえ、自主的支援を決め、維新と首相官邸の野合による暮らし破壊の「維新政治」持ち込みを許さず、市民が主役の市政を継続・発展させようと「会」機関紙で市民に知らせてきました。
信貴氏は選挙戦で、市民病院の産科再開はじめ手厚い医療施策と教育・子育ての実績を示し、市の借金を82億円減らすなど財政健全化を進めたとアピール。「改革をさらに前に進める。子どもたちに優しい街、働く世代に魅力ある町づくりを目指し、岸和田を元気にしていきたい」と訴えて支持を広げました。
当選の報が入ると選挙事務所に集まった支援者から歓声と拍手が起こり、信貴氏は「4年間の実績が高く評価された結果だと思います。高校3年生までの医療費助成の拡充など約束した公約実現に頑張りたい」と抱負を語りました。信貴氏は民主市政の会事務所にも駆け付け、日本共産党市議団や市民と万歳三唱し勝利を喜び合いました。
「市民の会」は選挙結果を受けて発表した声明で、市長選は、信貴氏の豊かな実績と主張が、党派を超えて幅広い市民との共同を広げたと指摘。堺市長選での維新政治ノーの審判に続き、岸和田市に官邸と維新が野合した「維新型政治」の持ち込みを許さなかった結果は、府内だけでなく全国的にも大きな影響を与えるとし、「市民が主人公」の岸和田市政の継続・発展に奮闘するとしています。
当日有権者数は16万2498人、投票率は33・61%(前回34・69%)。
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岸和田市長選開票結果
当 信貴芳則56無現
31831
西田武史52無新
17745
吉野富博69新
4394
(大阪民主新報、2017年12月3日付より)