おおさかナウ

2017年12月10日

大阪市なくしたらあかん
市民団体が都構想反対署名

大阪市の存続を求める陳情署名を呼び掛け、市民と対話する人たち=2日、大阪市天王寺区内

大阪市の存続を求める陳情署名を呼び掛け、市民と対話する人たち=2日、大阪市天王寺区内

 「大阪市をなくしたらあかん」――大阪市を廃止して「特別区」を設置する、いわゆる「大阪都」構想の制度設計の議論が法定協議会で本格化する中、市民団体「おおさか大好き、中央区大好き!サポーターズ100」(仮称)が2日、大阪市中央区・天王寺区の玉造交差点で共同署名活動を行いました。

 市民有志らでつくる「大阪市の存続を求める陳情署名実行委員会」が、「大阪市廃止反対」の世論を形にしようと、来年の市議会に向けて陳情署名「大阪市をなくしてしまう特別区を設置しないでください」を呼び掛け。この日の行動は、これに応えて取り組まれたものです。

 ハンドマイクで訴えた各弁士は「『大阪都』構想は2年前の住民投票で否決されたのに、維新は再び住民投票をやろうとしています。2年前に『ラストチャンス』と言ったではありませんか」「大阪市をなくすより、市民の暮らしの充実を」などと訴えました。

 約1時間の行動で約60人が署名しました。

 大阪市中央区在住の男性会社員(57)は、「前の住民投票でも反対に投票。府と大阪市にはそれぞれに役割があるのに、『二重行政』というのはおかしい。大阪市をつぶすことにエネルギーを注ぐのではなく、自治体としての役割を発揮してほしい」と話していました。

 (大阪民主新報、2017年12月10日付より)

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