オール大阪の共同広げ 維新府政ただす府政を
府議候補(第1次分)発表〝必ず5議席以上に〟 共産党府委
日本共産党大阪府委員会は15日、2019年統一地方選挙で大阪府議選に擁立する同党公認候補者(第1次分)を発表しました。発表したのは、宮原たけし氏(70)=現、高槻市・三島郡=、石川たえ(50)=現、吹田市=、あだち雅之氏(36)=新、大阪市大正区・西成区=、岡本こうし氏(68)=新、大阪市城東区=、うち海公仁氏(61)=新、東大阪市=、みわ智之氏(42)=新、枚方市=、小松ひさし氏(60)=新、八尾市=7選挙区の7氏。
議案提案権を持つ8議席へ全力
府庁内で開いた会見で、柳利昭府委員長が7氏の略歴について説明し、府議や市議など論戦力を発揮してきたベテランとともに、教育や商工業など各分野で府民要求実現に携わってきた政治家だと強調しました。
柳氏は、国保府内統一化による保険料引き上げや、強引な府立高校統廃合、カジノ誘致など見通しのない大型開発を進める維新府政の課題を挙げ、「府政の転換を目指し、次期府議選で代表質問ができる5議席以上を絶対に確保し、議案提案権を持つ8議席実現へ全力を挙げる」と述べました。
柳氏は「市民と野党の共闘の力、反維新のオール大阪の共同の力を大いに広げていきたい」と語り、1人区や2人区でも積極的に候補者擁立を目指す方針を説明しました。
市民と野党の共闘の発展を追求
「府議選のたたかいでも市民と野党の共闘の発展を追求していく。安倍政権の暴走と憲法改悪に反対し、維新政治が狙う2度目の住民投票を阻止し『都構想』を断念に追い込むため、全力で奮闘していきたい」と語りました。
発表された7氏を代表して、宮原たけし府議とうち海公仁氏(東大阪市)が決意を述べました。
府議候補(第1次分)7氏の略歴
会見に臨む柳委員長(中央)と7人の予定候補者=15日、大阪市中央区内 日本共産党大阪府委員会が発表した府議候補と略歴は次の通りです。(敬称略)
【高槻市・三島郡=定数4=】
宮原たけし(70)=現=
府議7期、党府議団長、健康福祉常任委員、決算特別委員、党高槻・島本地区副委員長、元国会議員秘書、京都大。
◇
【吹田市=定数4=】
石川たえ(50)=現=
府議1期、教育常任委員、党大阪府委員、吹田市の小児救急を守る市民の会代表、民青同盟府委員会副委員長など歴任。
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【大阪市大正区・西成区=定数2=】
あだち雅之(36)=新=
党府くらし・雇用相談室長(西成・大正区)、党木津川南地区常任委員、西成民商勤務。民青木津川南地区委員長を歴任。
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【大阪市城東区(定数2)】
岡本こうし(68)=新=
党城東区府政対策委員長、党城北地区委員、JSR(株)勤務。大阪保育運動連絡会副会長、あゆみ保育園理事を歴任。
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【枚方市=定数4=】
みわ智之(42)=新=
党枚方・交野地区副委員長、民青大阪府委員長を歴任。2012年と14年に衆院選大阪11区に立候補。17年衆院選比例候補。
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【東大阪市=定数5=】
うち海公仁(61)=新=
東大阪市議会議員6期。東大阪市議会副議長。党東大阪地区副委員長、原水爆禁止東大阪協議会事務局長など歴任。
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【八尾市=定数3=】
小松ひさし(60)=元=
元府議1期、総務常任委員など歴任。元府立高校教諭、党八尾柏原地区副委員長。17年衆院選大阪14区候補。早稲田大。
(大阪民主新報、2018年1月21日号より)