安倍内閣は退陣を
怒りの行動 府内各地で多彩に
公文書改ざん、捏造(ねつぞう)、隠蔽(いんぺい)、官僚によるセクハラ疑惑など、安倍内閣の下で底なし沼のように事件が相次ぐ中、疑惑の徹底究明と安倍内閣退陣を求める集会、パレードや、「安倍9条改憲NO!全国統一署名」(3千万署名)の行動が、今週も各地で取り組まれました。
2千人が御堂筋をデモ
大阪総がかり集会
「当たり前の政治を」「捏造(ねつぞう)隠蔽(いんぺい)許さない、国会壊すな」「政治の私物化絶対反対」。森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題などに抗議し安倍内閣の退陣を求める集会が14日、大阪市西区の靱公園で開かれました。おおさか総がかり集会実行委員会の主催。国会前など全国の行動に呼応し開かれたもので、ツイッターなどの呼び掛けに応えて約2千人が集まり、雨が降る中、御堂筋を難波までデモ行進しました。
しないさせない戦争協力関西ネットワーク共同代表の中北龍太郎弁護士が主催者あいさつしました。各団体のアピールで、戦争させない1000人委員会の米田彰男さんは、「森友疑惑で安倍政権と大阪維新の会の責任を追及し、真相解明を迫っていこう」と呼び掛けました。
大阪憲法会議の梅田章二副幹事長は、「国民、国会を愚弄し、民主主義の根幹を破壊する安倍政権による憲法9条改悪は許されない」と強調しました。森友学園問題を考える会の木村真豊中市議は、「存在しないごみを口実に国有地をただ同然で売った事実は明らか。内閣は総辞職するしかない」と訴えました。
安倍政権の退陣を求める緊急行動有志の湊隆介さんは、「市民が立ち上がることは決して無駄ではない。全国で沸き起こる声を合わせ、安倍内閣を退陣に追い込もう」と呼び掛けました。
日本共産党の山下よしき副委員長・参院議員、たつみコータロー参院議員、立憲民主党の森山浩行衆院議員、村上賀厚氏、社民党大阪府連の服部良一代表、自由党大阪府連の大谷啓幹事長が連帯あいさつ、民進党の平野博文衆院議員が連帯メッセージを寄せました。
「アベ政治NO」「総辞職!」などと書かれたプラカードを手にデモ行進が行われ、30代女性は「『なぜこんなことになったのか』と他人事のように話した安倍首相の姿をテレビで見て、こんな人に国政を預けることはできないと思った。民主主義と未来を守るために行動を続ける」と話していました。
5月3日に総がかり集会
扇町公園
全国3千万署名を成功させようと、「安倍9条改憲許さない!5・3おおさか総がかり集会」(同実行委員会主催)が5月3日(木・休)、大阪市北区の扇町公園で開かれます。
立憲野党各党からのあいさつ、市民からのアピール、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」発起人の香山リカさんの連帯スピーチが行われます。
心をつなぐコンサートでは、「命どぅ宝」をテーマに活動しているシンガー・ソングライターの川口真由美さんとおもちゃ楽団が演奏します。
午後1時半開会。集会後、同3時から3コースに分かれて市民パレード。
連絡先=大阪憲法会議・共同センター06・6352・2923、戦争をさせない1000
(大阪民主新報、2018年4月22日号より)