2018年05月13日
府が森友関連資料を公開
肝要な部分すべて黒塗り
府は日本共産党府議団が情報公開請求していた、私学審議会や森友学園理事会などの議事録、府職員が関係先とやりとりしたメールの写しなど計161枚を7日に公開しました。関与をうかがわせる人物などは黒塗りにされています。
同学園への国有地のただ同然の払い下げや府の設置認可には、安倍首相夫妻や維新などの政治家の関与が疑われています。
学園側の議事録では、府に小学校設置計画書を提出した後の14年10月8日には、「■■■の大なるサポート・アドバイスにより、提出できた」となっていて、黒塗りです。
府私学審で認可適当の答申を得て、国有審で定期借地の了承を得た直後の2月25日には、「■■■は本当に残念であるが、完成した学校と子たちを天上から御覧なっている」とあります。籠池泰典前理事長が松井一郎知事への陳情を依頼した(松井知事は否定)とされる畠成章元府議は、前年に亡くなっています。
同じ議事録で、私学審で小学校認可が1度保留とされたことを、一部委員の「反対のための反対」と攻撃し、「日本・大阪の教育には左翼教育の思想が大多数をしめ、これが教育の根元の部分をくさらす原因」とし、「当学院ができあがることは政府のいっている教育再生と規(原文ママ)を一にする」と誇ります。
土地購入をめぐり、国が否定する事前の価格交渉をうかがわせる記述もあります。
16年9月30日には、「棟上げ式は■■■に御願して■■■にお願いしています」と報告しています。国との交渉で籠池氏は、棟上げ式に安倍昭恵夫人が来ることに言及していました。
(大阪民主新報、2018年5月13日号より)