おおさかナウ

2018年05月20日

「3千万署名」目標達成必ず
安倍9条改憲を断念させ
憲法が生きる政治を
日本共産党府委が運動強化

 安倍政権による9条改憲に反対する「3千万署名」を呼び掛けている「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は10日、声明「1350万人を超えた! さらに3千万人を目指そう」と5月24日~30日を「強化週間」とすることを提起しました。これに呼応して日本共産党府委員会は安倍9条改憲発議を断念させ、安倍政権退場の道を開くために、すべての地区委員会・支部が目標達成へ奮闘しようと呼び掛けています。

24~30日を「強化週間」に

安倍9条改憲NO3千万署名成功を
支部の目標を超過達成「比例を軸」にコツコツ
大阪市福島区 玉川支部

比例得票目標を

3千万署名の目標を達成し、引き続き街頭で署名を呼び掛ける日本共産党玉川支部のメンバーらと山田みのり大阪市議候補(右から2人目)=15日、大阪市福島区内

3千万署名の目標を達成し、引き続き街頭で署名を呼び掛ける日本共産党玉川支部のメンバーらと山田みのり大阪市議候補(右から2人目)=15日、大阪市福島区内

 大阪市福島区の玉川支部は、ことし1月の支部総会で「3千万署名」の目標を900筆と決めました。4月末には目標を達成し、9日の街頭行動で1052筆に。6月12日の第1次国会提出までさらに署名を広げようと奮闘しています。

 目標は、玉川支部が活動する福島区玉川1丁目から4丁目の有権者数約6千の15%。支部で国政選挙の比例代表の得票目標に決めているのと同じ数です。

 「安倍首相が狙う9条改憲を阻止すると同時に、大阪と日本の政治を大本から変えたい」と語るのは、1月の支部総会で支部長に選ばれたばかりの西矢芳子さん(68)。「そのためには、『市民と野党の共闘』の先頭に立つ日本共産党が躍進することが必要。その思いで比例代表の得票目標にこだわり、3千万署名の目標達成に頑張ってきました」と言います。

すべての党員が

 支部は高齢の党員が多く、体調上の理由から支部会議に参加できない人もいますが、すべての党員が条件を生かして力を発揮しようと取り組んできました。

 後援会のニュース読者を一人一人訪問して署名用紙を届けるほか、医療生協や地域のつながりなどを生かし署名を訴え。元教師の生駒清さん(80)は、署名用紙に手紙と返信用封筒を添えて教え子などに計82通送付したところ、36通の返信がありました。

 毎週火曜日の街頭宣伝、毎月1回の全戸訪問活動、民主団体との共同行動も継続。毎月発行の支部ニュースで、署名の到達状況も知らせてきました。入院中の1人を除いて、全員が何らかの形で「3千万署名」に取り組んでいます。

 9日までに自ら276筆を集めている西矢さん。若者のグループが「私たちの問題だから」と署名したり、子どもを自転車に乗せて家路を急ぐ若い母親を呼び止めると、子どもが「平和の署名だから書いて」と促してくれたりしたことなどに勇気をもらってきました。

若い世代も党へ

 玉川支部は4月末に、「しんぶん赤旗」読者などを対象に、「つどい」を開きました。大阪市議候補の山田みのりさんも参加し、小池晃書記局長に「何でも聞いてみよう」のDVDを視聴。「共産党が言う未来社会って?」「消費税は福祉のためと言っていたのに、私らに回ってこない」と話が弾みました。

 「つどいの参加者の中から、今後党に迎えたい人も生まれ、地域で緑の党の方との共同活動も広がっています」と西矢さん。長年、大阪市中央区の大企業職場の党組織などで活動し、2016年に居住地の玉川支部に転籍。ことし入党50年になります。「これからの時代を担う若い世代も党に迎え、来年の統一地方選、参院選での日本共産党躍進を勝ち取りたい」を抱負を語ります。

たたかいはいま正念場
安倍政権打倒と一体に

 日本共産党府委員会は、「3千万署名」の全国の集約数1350万筆(3日現在)は、地域での市民と野党の共闘の広がりとともに、民主団体や日本共産党支部のたゆまぬ宣伝・対話活動、努力で積み上げられたものだと指摘。世論調査でも安倍政権の下での9条改憲反対が賛成を上回り、今国会での改憲発議は事実上、不可能になっているとしています。

 大阪で同党は42万筆を集約。引き続き「安倍9条改憲ノー」を圧倒的国民多数の世論にし、9条改憲を断念させていく運動は「これからが正念場」と強調。安倍政権を追い詰めていることを確信に、同党の大阪での目標(200万筆)の達成へ、支部が主役で宣伝・対話を広げ、「比例80万票得票」の実現へ向けた党建設と一体に、全党が奮闘することを呼び掛けています。

(大阪民主新報、2018年5月20日号より)

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