おおさかナウ

2018年08月26日

小中学校にエアコンを
松原市議選26日告示 共産4氏が全力

 松原市議選(9月2日投開票)が26日に告示されます。定数18に23氏が立候補する見通し。日本共産党は、もりた夏江(56)、福嶋みつひろ(70)、野口まち子(67)=以上現=、うえ松えいじ(56)=新=の4候補が必勝へ全力。市民生活に定着し、親しまれている図書館分館の廃止を前提に、総事業費約14億8千万円の全てを借金に頼る新図書館建設計画など、市民負担を押し付ける市政と、それに追随する自民や公明、維新など「オール与党」を批判し、幼稚園・小中学校へのエアコン設置や不燃・粗大ごみの定期収集の復活などを訴えています。

 新図書館計画では市内の分館が閉鎖され、蔵書数も約40万冊から約30万冊へ激減。借金返済と図書館の維持管理経費を合わせると、現在よりも市民負担が増えます。日本共産党は「現図書館をリノベーションするなどで市民の願いに応えることはできる」と、計画撤回を求めてきましたが、自民や維新、公明など共産党を除く会派が賛成しました。

 一方で、小中学校のエアコン設置が近隣市で進む中、松原市は設置計画すらありません。日本共産党は20年来、議会で普通教室へのエアコン設置を要求。いま市民が取り組んでいる設置を求める署名に連帯し、早急に幼稚園・小中学校の教室、体育館にエアコンを設置するよう求めています。

 不燃・粗大ごみの定期回収が廃止され、予約制になって1年8カ月経ちますが、全世帯のおよそ4割がこの1年間に一度も不燃・粗大ごみを出していないとみられます。「耳が悪く電話ができない」など、市民から定期収集の復活を求める声が起き、1万人を超える署名が寄せられました。

 市議選には日本共産党4氏のほか、自民5、公明4、維新3、立憲民主1の17人が政党公認で立候補する見通し。日本共産党は▽ぐるりん号の土日運行と増便▽国民健康保険料・介護保険料・水道料金の引き下げ▽子どもの医療費助成の窓口負担ゼロ▽夜間救急医療体制の確立などを掲げています。「平和憲法を壊そうとする自民党とカジノ誘致を進める維新に厳しい審判を」と訴えています。

もりた夏江候補

もりた夏江候補

野口まち子候補

野口まち子候補

福嶋みつひろ候補

福嶋みつひろ候補

うえ松えいじ候補

うえ松えいじ候補


(大阪民主新報、2018年8月26日号より)

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