2018年09月23日
「休めない」「売上げ厳しい」
コンビニオーナーが悲鳴
たつみ参院議員が店舗訪問
日本共産党のたつみコータロー参院議員は9日、大阪市此花区でコンビニエンスストアを訪ねて「FC(フランチャイズ・チェーン)加盟店実態アンケート」に取り組みました。瀬戸一正大阪市議団長らが同行し、各店舗オーナーにコンビニ経営をめぐる現状や課題、政治への要望などを聞き取りました。
アンケートは、辰巳孝太郎国会事務所と同党大阪国政事務所が作成。FC契約期間や1日当たりの平均労働時間、店舗経営をめぐる悩みや要望などを尋ねる内容です。
たつみ議員らは各店舗で、「FC契約をはじめ不公正な取引環境を是正するため、国会の場で取り上げていきたい。是非アンケートでご意見を聞かせてほしい」と協力を呼び掛けました。
セブンイレブン四貫島2丁目店の米田大助オーナーは、「売上げはなかなか伸びず経営環境は厳しい。人手不足も深刻で、派遣会社からスタッフを受け入れている」と打ち明けました。派遣会社に支払う手数料で人件費は割高になりますが、求人広告を出しても応募がないため仕方がないと語りました。人手不足と人件費抑制のため、店長が深夜帯に入ることが多く、悪循環から抜け出せないと訴えました。
同区でファミリーマートを経営する別のオーナーは、本部とのFC契約は「本部にとって有利な契約内容で、ブラックボックスだと感じる部分が多い。本部社員には休日があるが店舗オーナーはほとんど休むことができない」と訴えました。
(大阪民主新報、2018年9月23日号より)