改憲発議 絶対阻止を
〝市民と野党の共闘の力で〟
大阪総がかり集会に1万2千人
安倍9条改憲NO
3千万署名達成を
世界で初めて戦争放棄を憲法で宣言した日本国憲法公布72年目の3日、大阪市北区の扇町公園で、輝け憲法!ともに生きる社会を!11・3おおさか総がかり集会(同実行委員会主催)が開かれ1万2千人が参加。「9条改憲ノー」「東アジアに平和を!」のプラカードを掲げ、改憲発議阻止、安倍政権打倒をと呼び掛けました。(関連記事)
主催者あいさつした総がかり集会実行委員会共同代表の米田彰男氏(戦争をさせない1000人委員会・大阪理事長)は、憲法9条を守る運動の発展と、朝鮮半島に広がる和平と非核化の動きに触れ、危機をあおって改憲策動を進める安倍政権の行き詰まりを指摘。「3千万署名を広げて、安倍内閣総退陣に追い込もう」と呼び掛けました。
日本共産党から宮本岳志衆院議員、清水忠史前衆院議員、たつみコータロー参院議員が参加。立憲民主党、社会民主党、自由党の野党代表がステージで勢ぞろいし、連帯あいさつしました。国民民主党がメッセージを寄せました。
ステージでは、脱原発や9条改悪反対、辺野古新基地反対などを発信する社会派アイドルグループ「制服向上委員会」がライブ演奏。朝鮮初級学校の女子児童が祖国統一の願いを込めたダンスを披露し、在日団体代表らが、教育無償化や朝鮮半島における戦争終結などの願いを訴えました。
沖縄平和運動センターの山城博治議長がゲストスピーチし、改憲発議と沖縄・辺野古への米軍新基地建設強行を阻止しようと呼び掛けました。会場一体となり、沖縄の島唄に合わせて伝統舞踊エイサーを踊り、基地のない平和な沖縄への願いを確認し合いました。
各分野の代表がリレートークし、「臨時国会での改憲発議を絶対に認めません。3千万署名を必ず達成しよう」との集会宣言を読み上げました。
閉会あいさつで実行委の丹羽徹氏(大阪憲法会議・共同センター幹事長)は、立憲主義と議員内閣制、民主主義を破壊し続けてきた安倍政権を厳しく批判。「改憲を阻止し、立憲主義を回復するために、市民と野党の共闘の力で国民の声が届く国会と政府を実現しよう。3千万署名を必ず成功させ、平和憲法と日本の未来を守り抜こう」と呼び掛けました。
(大阪民主新報、2018年11月11日号より)