おおさかナウ

2018年12月02日

大阪における日本共産党の値打ち(4)
日本共産党大阪府委員会政策委員会副責任者 大西淳子

市民と野党の共同を提唱
身を持って貫く党

反維新・安倍暴走ストップ追求

府議補選(東大阪市選挙区)勝利へ手をつなぎ合う野党代表=2017年11月、東大阪市内

府議補選(東大阪市選挙区)勝利へ手をつなぎ合う野党代表=2017年11月、東大阪市内

 大阪の共産党は「反維新」の共同、「安倍政権の暴走ストップ」の両面で、市民と野党の共同を広げることを一貫して追求してきました。

 安倍政権と維新が、万博と一体に大阪への持ち込みを狙うカジノ。実施法の採決強行直前の7月15日に行われた市民有志の緊急街頭宣伝には、立憲民主党の森山浩行府連代表、社民党の服部良一府連代表も駆けつけ、たつみ参議院議員とともに訴え。自由党、国民民主党代表からもメッセージが寄せられました。

 共産党府委員会は、強行直後に発表した「アピール」(8月4日)を持って、4野党(立憲、社民、自由、国民民主)の代表や、反維新で共同する方々に申し入れを行い、「市民アピールを出すなら一緒にやれる」など共同のたたかいへ強い反応が寄せられています。

国政に続き地方選でも共闘実現

 『前衛』11月号に4野党国対委員長の座談会が掲載され大きな話題となりました。「日本の政治史に残る」(穀田議員)という国会内での野党共同の前進が生々しく語られ、国民民主党の平野博文氏(大阪11区選出)もメッセージで「共産党の穀田(国対)委員長とこれだけ意見が合うかという驚き」と、共産党への印象が大きく変わったことを語っています。

 座談会で語られた共闘の前進の大本に、昨年総選挙で自ら候補者を下ろし、立憲野党の前進に貢献した共産党への強い信頼があることは言うまでもありません。大阪ではその信頼は、地方選挙での新たな動きにつながっています。

 総選挙直後の東大阪府議補選、今年4月の豊中市議補選、さらに8月の大阪市・鶴見区補選は、いずれも共産党の公認候補を、他の野党が推してたたかうという、大阪の党にとって初めての経験となりました。

統一戦線掲げる政党だからこそ

 翁長知事の突然の逝去に伴い、沖縄県知事選が行われることが決まった9月。府委員会は予定していた笠井亮政策委員会責任者を招いての国際問題学習会を、急遽「沖縄連帯集会」に変更。ここに服部良一社民党府連代表をお招きし、互いに玉城デニー候補必勝へ全力を挙げることを誓い合いました。

 服部氏は先月16日の「躍進のつどい」でもゲストスピーカーとして登壇され、3年前の戦争法成立直後の日本共産党の呼び掛けがなければ、この間の野党共闘の流れはなかったのではないかと強調し、「野党共闘の最前線で頑張ってこられた」と共産党への敬意を表されました。

 国会内でも草の根でも、共産党が一切揺るがず共同を追求できるのは、一党一派ではなく統一戦線の力で新しい社会をつくることを綱領で掲げる政党だからこそ。統一地方選と参院選での共産党の躍進・勝利こそ共同を確かなものにし、安倍政権とその補完勢力である維新を倒す確かな力です。

 

(大阪民主新報、2018年12月2日号より)

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