おおさかナウ

2018年12月23日

宮本岳志の国会レポート
志位委員長と文大統領の握手

宮本衆院議員

宮本衆院議員

 去る12月9日、在日本大韓民国民団大阪府本部のお招きで、第12回「韓国伝統文化マダン」に出席させていただきました。「マダン」というのは韓国語で「広場」のこと。今年は「徴用工」問題での韓国大法院判決を受けて、政府やメディアが歪んだキャンペーンを行う中での開催、こういう時こそ友好を求める真剣さが問われます。

 これまでは韓国の伝統文化のみの紹介でしたが、今年は初めて柴島高校和太鼓部による「天神祭」をテーマにした和太鼓が披露されました。素晴らしい迫力の出来栄えでしたが、それに続けて金剛学園小学校の子どもたちによる韓国の伝統楽器「サムルノリ」の演奏があり、両方を鑑賞すると、あらためて日本と韓国は文化でもお隣同士の「兄弟国」なのだと実感いたしました。

 日韓・韓日議員連盟合同総会に参加するため訪韓している日本共産党の志位和夫委員長をはじめ日韓議連代表団は14日、青瓦台で文在寅大統領と会談。「徴用工」問題などで韓国に一方的に「憂慮」を伝える向きもある中で、志位委員長は、徴用工問題の本質は、植民地支配と結びついた人権侵害にあること、したがって「植民地支配への反省」を明記した1998年の「日韓パートナーシップ共同宣言」の精神に立って、被害者の名誉と尊厳が回復されるべきであること、そして1965年の「日韓請求権協定」によっても、決して被害者個人の請求権を消滅させることはできないことを述べ、文大統領と固い握手を交わしました。(みやもと・たけし 日本共産党衆院議員 毎月第4週に掲載)

(大阪民主新報、2018年12月23日号より)

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