私たちの手に政治を取り戻す
草の根の民意を政治の現場に
再選へ「たつみ応援チーム」奮闘
今夏の参院選に向け日本共産党のたつみコータロー議員(大阪選挙区選出)を再び国会へ送り出そうと20代~40代の市民有志が勝手連的に支援する「たつみコータロー応援チーム」を結成しました。メンバーにはこれまで政党と接点のなかった人も多く、有権者の視点から手作りの活動を進めています。「草の根の民意を政治の現場に届けたい」と行動を広げる応援チームメンバーとたつみ議員に2019年のたたかいの展望について語り合っていただきました。(司会は編集部)
湊 昨年秋に「応援チーム」を立ち上げたのは、市民運動の立場からたつみさんをバックアップして、大阪から必ず国会へ送り出したいと考えたからです。
石川 たつみさんに2回参加していただいたタウンミーティングでは、演説だけでは知ることができないような、たつみさんの横顔を知ることができました。
中野 ゾンビ映画の魅力を語っているのも意外だけど、興味深いですよね。
黒瀬 7千件の生活相談を担当するなど議員になるまでの過程を知って、国会議員がより身近な存在と思えるようになりました。
たつみ 生活相談は、生活と健康を守る会での活動で、貧困問題の解決は私にとってライフワークです。
湊 多彩な経歴や議員活動、人間性など、知れば知るほど多くの有権者に発信したいとアイデアが浮かんできます。
中野 魅力をツイッターで発信するため、キャッチコピーを考えました。
石川 ヒット映画のタイトルにちなんで、「#たつみを止めるな」とキャッチを考えたら、「それいいやん!」と一致して、バナータイトルをつくってSNSで発信しています。
湊 共産党の政策や歴史に共鳴して支持する人も多いですが、そこに候補者本人の魅力が加われば、もっと真剣に応援しようという動機につながると思います。
だから私たちは、政党としての共産党さんとは別のアプローチで工夫しながら、たつみさんの魅力を伝えたいと思っています。
中野 11月のタウンミーティングに参加していただいた時、大阪入国管理局での人権侵害問題が話題にのぼり、実際すぐに動いていただいたんですよね。
たつみ 外国人技能実習生の問題など、政府提出の法案とも関わって大問題だと考え、現地調査に入りました。
共産党のイメージが一変
中野 ポンって投げ掛けたらダイレクトで返ってくる。本当に早い対応で驚きました。
石川 共産党って一般には堅くて、ちょっと距離が遠いイメージですよね。
中野 ごめんなさい!私も以前は怖いというイメージでした(笑)。実家が保守支持で、共産党とは縁がないと思っていたけれど、話してみると真逆でとても柔軟!
黒瀬 国民の目線で行動しているからこそ、課題解決のために柔軟な対応ができるのが共産党なんだなと思います。
たつみ 暮らしの現場の実態こそが政治を動かす力ですから、有権者との対話はとても貴重な機会です。
中野 5年半の国会活動はいかがでしたか。
たつみ 議員として質問に立つことが重要な仕事なんだと実感しています。質問回数は198回になりました。
湊 12月初旬には196回と聞いたのですが、また2回増えたんですね。
たつみ 国会質問は市民と一緒に政治を動かしているんだと実感できる瞬間です。苦労もありますが、現実政治を動かせることに喜びを感じます。1人親家庭の生活を支える児童扶養手当の支給回数が、国会質問がきっかけとなって増えることになりました。
石川 現場に出向いて聞いた声を届けてくれる。市民の声を決して見捨てないというブレない姿に頼もしさを感じます。
中野 各地のコンビニにも訪問していますよね。
たつみ コンビニ問題は、日本の経済と社会にとって大問題です。必ず解決しなくてはと思います。
中野 「考えてくれる人がいるんだ」って店長たち本当にうれしいんじゃないかな。私がコンビニオーナーの家族だったら泣いちゃうかも!
たつみ 国政調査や質問準備の過程は大変なことも多いのですが、事実を積み上げ論理的に構成していく作業は達成の喜びも大きいです。映画製作に例えれば、脚本づくりにも似た部分がありますね。
チーム一同 へぇすごい!まさに天職じゃないですか!
たつみ 国民が直面する苦難や社会の問題から目を背ける必要がなく、誰にも遠慮せず真正面から徹底的に論戦を挑むことができる。共産党の国会議員であって本当に良かったと思いますね。
足元から社会を動かして
石川 私もできることから頑張ろうと、デモや最低賃金引き上げを求める運動に参加し、職場でも声を上げました。
たつみ どういう状況ですか?
石川 製造業で20人程度の零細事業所です。課題を指摘し発言を続けた結果、休暇もとれるように改善され、臨時ボーナスが支給されるようになりました。職場で私の株が一気に上昇しています。
チーム一同 すごいじゃないですか!
中野 私も去年から職場の朝礼で、政治的テーマを発言しているんです。シーンとなるのですが、朝礼後に同僚が「私も同じ気持ちよ」と声を掛けてくれることもあり、空気が少しずつ変化してきたと感じます。医療の現場は政治と密接に関わっています。2019年は専門分野の学会でも、政治に対して声を上げようと提言しようと考えているんです。
たつみ すごいたたかいですね。足下の職場から現実を変えようと一歩ずつ努力されている姿に、私自身が励まされます。
黒瀬 「戦争が起きるの?」と不安を感じる子どもが実際にいます。教職員の多忙化なども政治と無関係ではありませんし、1人の大人として、子どもたちの未来を守るために頑張りたいなって思います。
湊 2019年は日本社会の未来にとって決定的に重要な1年になりますよね。憲法の理念を実現する社会を実現する、その第1歩としてたつみさんに必ず当選してほしい。
私たちも有権者の視点を何よりも大切にして、たつみさんと共産党の魅力が届くような伝え方を追究していきます。
たつみ 参院選は日本の政治、そして民主主義を国民の手に取り戻す選挙になると考えています。参議院で与野党が逆転すれば政治は必ず大きく動きます。
石川 市民にとっても歴史的な選挙になりますね。
たつみ 森友事件はまだ終わっていません。公文書改ざんでは政治の力が働いているはずです。必ずこの問題を国民の目の前で真相解明しなければならないし、それが立法府である国会の責任です。その追及をやり遂げるのが私の仕事だと自覚しています。必ず再び国会へ出て行って安倍政権を打倒し、憲法の理念が生かされる新しい政治の実現へともに歩んでいきたいと思います。
全員 一緒に力を合わせて頑張りましょう。
座談会出席者 |
(大阪民主新報、2018年12月30日号、2019年1月6日合併号より)