「必勝作戦」やり抜き、統一地方選勝利・躍進を
共産党が府委員会総会開く
日本共産党大阪府委員会は4月の統一地方選挙で勝利・躍進を目指し、3月1日を投票日に見立てた「必勝作戦」に取り組んでいます。2日、大阪市天王寺区内で開かれた第2回府委員会総会で、報告に立った柳利昭委員長は、全党運動で「必勝作戦」の成功を目指すことを呼び掛けました。
柳委員長は、開会した通常国会では、野党共闘の力でたたかうとともに、日本共産党の改革の展望を示し、希望を語る論戦が行われるとし、「国会論戦を力に大阪のたたかいを広げ、連続選挙での市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進を切り開く」と述べました。
大阪と維新政治とのたたかいでは、「大阪都」構想への府民の批判に追い詰められた維新が、住民投票か、統一地方選に知事・大阪市長ダブル選挙をぶつけて議会の単独過半数を握り強行突破を図るかを狙っているとし、「維新のたくらみを許さず、『都』構想と維新政治のひどさを広く知らせていくことが重要」だと指摘。府議選と大阪市議選、堺市議選で日本共産党が躍進して、維新を議会で少数に追い込むことが決定的に重要だとして、「議員選挙勝利に全力を挙げて、維新政治を打ち破る党の責任を果たそう」と呼び掛けました。
3月1日を〝投票日に〟
3月1日を投票日に見立てた「必勝作戦」では、第1に、選挙勝利に必要な草の根の宣伝・組織活動、第2に、党員と読者の前回統一地方選時を回復・突破する活動が進められています。
柳委員長は1月の取り組みを紹介。「声の宣伝」で、「自転車にハンドマイクを積んで、2月は20日間出動予定」(大阪市旭区新森西支部)、ポスターの張り出しでは、「後援会ニュース読者や駐車場、他党ポスター掲示の家などに、遠慮せずに張らせてもらい、支持も『赤旗』購読も訴えている」(枚方交野地区)などの経験が生まれています。
対話・支持拡大は全体としては大きく立ち遅れていますが、西淀川此花地区では97・0%の支部が取り組み、対話数で目標の13・0%、支持拡大も此花区が同44・1%、西淀川区では27・5%に到達。枚方市では、担い手を広げようと「100人作戦」をスタートした居住支部が、支持を広げてくれる人を増やしています。
府内各地で開かれている「集い」では、小池晃書記局長を迎えた八尾市の演説会で、後援会ニュース読者、一般紙折り込み、読者・元読者への案内、SNS発信などで6千人に呼び掛け、地方選挙では過去最高の800人が参加しました。
1月の党勢拡大では、「宣伝で話し込んで入党」(豊中市)、「地区事務所に『共産党を知りたい』と訪ねてこられて入党」(岸和田市)など、歴史的選挙での党躍進への願いに働き掛けた入党と講読が生まれています。
柳委員長は、「1月に切り開いてきた前進方向を確信にし、攻勢的な論戦を進め、『必勝作戦』の目標をやり抜いて統一地方選の勝利・躍進を目指そう」と呼び掛けました。
(大阪民主新報、2019年2月10日号より)