おおさかナウ

2019年03月17日

維新政治に終止符打つチャンス
住民の暮らし一番の府市政を
大阪革新懇代表世話人会 「ダブル選」でアピール

大阪革新懇が開いた2019年度第1回代表世話人会=9日、大阪市北区内

大阪革新懇が開いた2019年度第1回代表世話人会=9日、大阪市北区内

 進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が9日、2019年度の総会(2月)後の第1回目の代表世話人会を大阪市北区内で開きました。松井一郎知事と吉村洋文大阪市長が8日、それぞれ辞職届を提出し、統一地方選に合わせた知事・大阪市長のダブル選に入れ替わって立候補すると表明したことを受け、アピールを確認しました。

 アピールでは、任期途中の辞職は「府政、市政を投げ出す背信行為」と批判。大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想は4年前の住民投票で審判が下り、「大阪市をなくすな」の声は今も現在であり、大阪市の廃止・解体を市民は許さないと述べています。

 その上で、「大阪都」構想の行き詰まりによる身勝手な辞職・同時選だが、10年続いた維新政治を終わらせる絶好のチャンスと強調。「カジノと大規模開発に突き進む維新政治に終止符を打ち、住民の暮らし一番の大阪府政、大阪市政を取り戻すために力を合わせましょう」と呼び掛けています。

 代表世話人会では、総会で新たに事務局長に選出された大原真氏(元大阪自治労連委員長)が情勢報告しました。

 日本共産党の駒井正男府書記長は、今回の「出直しダブル選」の大本には、大阪市を廃止・解体する「大阪都」構想の破綻と、維新政治と府民との深い矛盾があると指摘。同時に府議選・大阪市議選で維新単独過半数を獲得するという党利党略の狙いがあるとし、「維新政治をこのまま続け、大阪市をつぶしてカジノをつくる大阪にするのか。それとも新しい大阪へみんなで力を合わせるのか。この点で革新懇として今こそ対話と共同を広げよう」と語りました。


(大阪民主新報、2019年3月17日号より)

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