おおさかナウ

2019年04月20日

だから宮本候補、だから野党共闘を
本気の共闘を最後まで広げ
宮本勝利で安倍政権に審判を
志位和夫日本共産党委員長が訴え

 衆院大阪12区補選で、市民と野党との統一候補として無所属で立候補した宮本たけし候補の応援に、連日、野党各党代表や著名人が駆け付けています。精神科医の香山リカさんと、公明党元副委員長の二見伸明さんの応援演説を紹介します。

精神科医 香山リカさん

香山リカminpou いま大阪では「改革」というのを掲げた政党がとても人気があります。府知事選、大阪市長選でも勝ちました。「改革をします」「大阪を変えます」と言っていた。じゃあ何でも変えてしまってもいいのか。

 もちろん無駄を省くことは大事ですが、これも削る、これも削ると言って市民病院がなくなってしまったり、本当に必要な交通機関がなくなってしまったり、私たちの暮らしに必要なものから削られてしまっているのではないか。無駄は削ってもらわないといけないけれど、かけるところにはちゃんとお金をかけるとか、守るものはきちんと守ることが大切だと思います。

 宮本さんは、これまでいろんな仕事を国会でされてきました。印象に残っているのは、学童保育のクラスに2人の指導員という国の決まりを、それぞれの自治体が決めてもいい、1人にしてもいいですよという動きをみせようとした時、宮本さんは学童保育の指導員は2人いたほうがいいんじゃないかという、地道な、地味な活動ですが、そういう声も上げてくれました。

 無駄を省く、2人も指導員はいらない、一人で十分だと予算を削ろうとしていることに対して、そこを削ってはいけないと言ってくださった。宮本さんは長い国会議員としての経験で勘どころをちゃんと押さえている。軍事費用とかは削ったほうがいい。でも教育や福祉や医療にかけるお金は削るべきじゃない、むしろ増やすべきだろうという勘どころがあります。

 12区の応援に行くと言うと、東京や北海道の知り合いやいろんな方から、よろしくお願いしますと頼まれました。私たちは12区の有権者じゃないから一票は投じられません。宮本さんの議席は日本のためにも必要です。議員になったら皆さん一人一人の困り事や声などを必ず聞いてくれるでしょう。ぜひ日本じゅうの人の期待を背に、宮本さんを国会に押し上げてください。(14日、四條畷市内のスピーチ)

公明党元副委員長 二見伸明さん

二見minpou 「忖度」政治が大問題になっています。忖度という言葉は本来ならば決して悪い意味ではありません。安倍政権で起きているのは忖度ではなく、あれはごますりです。最も恥ずかしい行動ではないでしょうか。忖度だといって安倍さんと麻生副総理の地元の道路計画を復活させる。こんなことは絶対にやってはいけません。

 安倍政権を倒すには、市民と野党の共闘を発展させるしかありません。野党共闘を発展させるには、度胸がいるし、ある意味では犠牲も必要かもしれません。

 「わが党だけがかわいい」と思えば、まともな野党共闘はできません。すべての野党が、「よし、われわれも」と思ったその瞬間、国民が「今度の野党共闘は本物だ」と思ってくれるのではないでしょうか。

 ここで声を上げなければ非常にまずい。今こそほんものの野党共闘をという時に、宮本さんが出てきてくれた。これは黙っていられません。

 義を見てせざるは勇なきなり。宮本たけしさんを応援しようと大阪にいくんだとツイッターに書き込むと、ものすごい反応がありました。創価学会元幹部も、私の発言には本音では賛成なんだと言ってくれます。

 これまでやったことのない選挙をやらないと駄目。大きな流れをここからつくっていこうではありませんか。一緒に頑張りましょう。(14日、寝屋川市内)

(大阪民主新報、2019年4月21日号より)

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