おおさかナウ

2019年04月20日

嘘まみれの政治から希望ある政治に
宮本勝利へ論客集う
衆院大阪12区補選 森友追及チームが訴え

 衆院大阪12区補選(寝屋川・大東・四條畷市)に無所属で立候補している宮本たけし前衆院議員は、学校法人「森友学園」への国有地払い下げ疑惑の追及で第一線に立ってきました。宮本氏とともに、国会で連携して森友問題を追及してきた野党の論客が「宮本さんの必勝を何としても」と13日、京阪寝屋川市駅前で、街頭演説「森友問題追及!ウソつく政治を許さない 国会チームスピーチ」を行いました。

 宮本氏とともに日本共産党の森友疑惑追及チームの共同責任者を務めてきた、たつみコータロー参院議員が司会し、福島伸亨前衆院議員、自由党幹事長の森ゆうこ参院議員、立憲民主党の川内博史衆院議員、宮本氏がマイクを握りました。

国会チームスピーチで訴える(左から)自由党・森参院議員、宮本候補、立憲民主党・川内衆院議員、福島前衆院議員=13日、寝屋川市内

国会チームスピーチで訴える(左から)自由党・森参院議員、宮本候補、立憲民主党・川内衆院議員、福島前衆院議員=13日、寝屋川市内

必ず国会に戻す

 森友学園疑惑で、安倍晋三首相が「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と明言したのは、2017年2月17日の衆院予算員会でした。その答弁を引き出したのが福島氏。「バッジを外し、本気で、無所属となった宮本さんをほっておけない」と応援に駆け付けました。

 福島氏は、公文書改ざんや「総理なので森羅万象をすべて担当している」との安倍発言などを挙げ、「このままでは日本は“安倍王朝”なってしまう」と批判。「共闘は手段。本気になるのはいかに安倍政権を倒すか。安倍政権にお灸をすえるため、党派を超えて宮本さんを国会へ戻し、鋭い追及をしてもらおう」と語りました。

忖度政治は駄目

 森氏は「宮本さんが始めた森友問題の追及。まだ真実が解明されていない」と発言しました。

 桜田五輪担当相が「復興以上に議員が大事」との暴言で辞任、塚田国交副大臣が「忖度(そんたく)」発言で辞任したにもかかわらず、「忖度政治の何が悪いと開き直っている人たちもいるが、忖度政治は絶対駄目。安倍総理や妻の昭恵さんのお友達が得をする忖度政治のつけは、皆さんに回ってくる」と森氏。「消費税は上がり、物価が上がり使えるお金は減った。賃金は上がっていない。内需を上げれば本当に景気を良くできる。党派を超えて、宮本さんを応援している。宮本さんは国会になくてはならない存在」と力を込めました。

勝利の結果出す

 「私が敬愛する宮本さん。何としても当選させることが、きょうここに集まった皆さんの責任」と切り出した川内氏。「私たちは子どもに、『うそをついたら駄目』『独り占めしては駄目』と教えるが、いま政治や行政の偉い人たちほど、してはいけないことを平気でしている。その象徴が森友問題だ」と語りました。

 川内氏は、安倍政権が税金の無駄遣いを隠すためにうそをついていると強調。「この状況に敢然と立ち向かい、結果を出してきたのが宮本さん。この選挙で宮本さんを勝利させる結果を出そう。政治の光を求める人が、いま最も政治から遠ざけられている。その人たちに政治の光を与えるのは、宮本さんしかいない」と訴えました。

真っ正直な政治

 「森友追及を一緒に進めてきた仲間たちが集まってくれたことに感謝感激。必ず勝ち抜いて国会に戻って、そろって追及を進めていく」と力強く語った宮本氏。17年2月15日の衆院財務金融委員会で森友問題を始めて取り上げて以来、公開ヒアリングなど野党共闘で追及してきたことに触れ、「関与が明らかな安倍首相は、いますぐ辞めるべき」と断じました。

 宮本氏は12日発表したマニフェストを示し、「野党共闘は安倍政権を倒すだけではない。新しい、希望ある政治を開くための共闘。うそと隠蔽、改ざんの安倍政治から、真っ正直な、国民に見てもらえる、ガラス張りの政治に切り替えたい。全身全霊をかけて、必ず勝ち抜く」と決意を語りました。

(大阪民主新報、2019年4月21日号より)

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