おおさかナウ

2019年04月06日

大阪から日本を変えよう
ダブル選・府議・政令市議選が7日投票
維新政治にさよならを

 統一地方選前半戦の知事・大阪市長ダブル選、府議選、大阪市議選、堺市議選は7日、投票日を迎えます。明るい民主大阪府政をつくる会と大阪市をよくする会に加わる日本共産党は、「『都』構想ストップ、維新政治に終止符を」の一点で自主支援する小西ただかず知事候補と柳本あきら大阪市長候補の勝利、議員選での同党の勝利・躍進で、維新政治にも、安倍政治にもさよならの審判を下し、暮らしに安心と希望がもてる大阪と日本をつくろうと、総力を挙げています。

小西知事候補・柳本大阪市長候補が攻勢

 ダブル選では、追われる維新の吉村洋文知事候補と松井一郎市長候補に対して、攻勢をかける小西知事候補と柳本市長候補の対決構図が鮮明となり、維新を劇的に追い詰めています。

小西氏柳本氏 「都」構想に終止符を打つ
まともに語らずごり押し――維新

訴える小西知事候補

訴える小西知事候補

  第1は、「大阪市を廃止・分割する『都』構想をきっぱり終わらせる小西さん・柳本さんか、それとも中身もやり方も破綻しているのに『都』構想をごり押しする維新か」。小西・柳本陣営は「知事、市長の職を『都』構想に利用するなど許せない」「大阪市を壊し、1500億円もの無駄遣いを生む『都』構想に終止符を」と徹底批判しています。

 維新は、「都」構想の是非を問うとしてダブル選に持ち込んだにもかかわらず、演説で「都」構想はわずかに触れるだけで、ビラも最後の一行のみ。「都」構想でまともな議論ができず、押し付けるだけです。「権力者を一人にするのが『都』構想」(松井氏)との発言に、小西候補は「重大な発言。首長は府民・市民の代表だ」ときっぱり批判しています。

小西氏柳本氏 自治体本来の仕事進める
カジノ、『都』構想ありき――維新

訴える柳本大阪市長候補

訴える柳本大阪市長候補

 第2に、「府政・市政を府民・市民に取り戻し、自治体本来の仕事を進める小西さん・柳本さんか、“カジノ、『都』構想ありき”で福祉、医療、防災そっちのけの維新か」。小西候補は「学校給食無償化」「中小企業と商店街支援」などを掲げ、柳本候補は東京のまねでない「新経済首都」大阪、教育では「公募校長廃止」を訴えています。

 維新の「『府市合わせ(不幸せ)』の時代に戻すな」などの主張に、小西氏は「『府市一体』とは府内43市町村に目を向けず、『特別区』や市町村が何を言おうと『知事』がやるといえばやる体制で、それは間違い」と批判。「オール大阪の成長戦略」をつくるべきだと主張しています。

 カジノでも小西候補は「(万博までにと)年限を切って推進するつもりはない。府民の納得が大前提」と表明。柳本候補もIR(統合型リゾート)誘致は「カジノの有無を含めて考える」と述べるなど、維新とは明確に一線を画し、住民の声を聞く立場です。

「一党一派」で異論を排除――維新

 第3に、「『都構想終結』を掲げ、保守層を含む広い市民の共同で推す小西さん・柳本さんか、『一党一派』で反対の声や異論を排除する維新か」。3月28日のネット討論(「ニコニコ生放送)で、「自公だけでなく立憲や共産の支援も受けている」「完全にバラバラ」などという維新の「野合」攻撃に柳本候補は「認識が全く違う。私は自民党の言うことを100%聞くわけではありません」と回答。維新も含めて市民が選出した議会とも真摯(しんし)に向き合い、「良いところは良い、悪いところは悪いと言わせていただく首長を目指す」と語っています。

 日本共産党は、「都」構想ストップ、維新政治を終わらせるために、かつてない共同が広がり、今度こそ維新政治に終止符を打つ歴史的チャンスであり、そのことは安倍政権の9条改憲への大打撃になると強調。大激戦・大接戦となっているダブル選で、小西候補、柳本候補の勝利に全力を尽くしています。

(大阪民主新報、2019年4月7日号より)

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