おおさかナウ

2019年03月31日

国の負担を増やし
加入者負担軽減を
国保 泉大津市・八尾市議会が意見書

 国民健康保険への国庫負担拡充を求める意見書の可決と請願書の採択が府内自治体で行われています。

 泉大津市議会は22日の本会議で、日本共産党が提案した「国民健康保険への国庫負担の増額を求める意見書」を全会一致で可決しました。

 意見書は、「国保加入者の貧困化・高齢化等等が進む中で、国保料(税)の負担は協会けんぽや組合健保に比べて、加入者にますます重い負担を強いる制度となっている」と指摘。全国知事会・同市長会・同町村会が、公費を1兆円投入し、協会けんぽ並みの負担率にすることを政府・与党に求めたことなどにも触れ、「国民健康保険料引き下げのため、国庫負担をすることを求める」としています。

 八尾市議会では、22日の本会議で、「市民負担軽減のため国民健康保険の国庫負担拡充を求める意見書」が、日本共産党など賛成多数で可決されました。

 意見書では、「国民健康保険の構造的問題に起因する保険料の大幅な増加を抑制するため、国において追加公費を投入するなど、更なる公費拡充を実施されたい」としています。八尾市国保をよくする会から出されていた「国民健康保険料の引き下げを求める請願書」のうち、「国に対して財政措置の拡大を求める」も賛成多数で採択しました。

 

(大阪民主新報、2019年3月31日号より)

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