おおさかナウ

2019年05月12日

学び、行動――
民青同盟学生班が元気です
日本共産党大阪府青年学生委員会

 現在取り組まれている民青同盟学生班の新入生歓迎運動と民青学生班の魅力について、日本共産党大阪府委員会青年学生員会の寄稿文を紹介します。

「なぜ?どうしたら?が見えてくる学び」に注目

学生との対話に使われている「民青紹介リーフ」

学生との対話に使われている「民青紹介リーフ」

 民青同盟学生班の新入生歓迎運動がとりくまれています。1月の入試宣伝からスタートした新歓運動での同盟員拡大では、4月末までに7学園で17人の学生が加盟し、昨年から大きく前進しています。A学生班の新入生歓迎の活動から、民青学生班の魅力を探ってみます。

 4月、A学生班は民青同盟中央委員会が学生むけに作成した「民青紹介リーフ」とアンケートを使い、多くの新入生と対話を進めました。18歳選挙権の影響もあり、大学生活への期待や不安だけでなく、政治や社会への関心も出されます。

 「学費問題に関心がある」「ブラックバイトはいやです」「働き改革って働く人にメリットがあるんですか」「安保法制で戦争できる国になってしまうのが心配。9条改憲はしない方がよい」など多彩です。

 “マルクス”“格差と貧困”“社会主義”“資本論”などへ注目を寄せる学生が多いのも特徴です。

 「資本論って何を学ぶんですか?」と質問したのは工学部の学生。同盟員が「マルクスという人が資本主義を徹底的に解明した。格差が広がっているのはなぜか、人の命や生活より儲けが優先されるのはなぜか。それを解決するために資本主義をのりこえる次の社会へ進む理論で、みんなで学んで考えているんだ」と話します。

 また「高学費とかブラック企業とか、なんでそんなことがおこるのか。表面だけでなく仕組みまで迫ってこそ、解決の道や自分がどうしていくか考えられるのでは」とのアドバイスにも共感が寄せられました。

 「なぜ?どうしたら?が見えてくる!」民青同盟の学びが、多くの学生と響きあっています。

「主権者は私たち!」のよびかけへ共感

 「被災地ボランティアにはぜひ参加してみたい」「先輩の話を聞くのは興味がある」など、学生班が行っている活動への興味もよせられます。“一人ひとりのやりたいことが出発点”という民青同盟の活動へ注目が寄せられています。

 「政治や社会のことを、実際に考えたり活動していて、同世代でそういうことをしている人がいると知ってすごいなと思った」(理学部)、「社会を変えようと行動しているのがすごい」(法学部)などの思いも出されています。「学費・奨学金の問題をなんとかしようと、声をあつめて政治にはたらきかけた」――“主権者は私たち。学生にできることはたくさんある”という呼びかけへの共感も寄せられています。

班会議での学びが学生班のエネルギー

 A大学班が今年の新歓運動に元気にとりくめたのは、班会議を軸に活動を大事にしてきたことがあります。特に、民青学生班の一番の魅力である「学び」を大事にしながら、民青同盟の魅力を体感してきました。

 民青同盟の学習パンフ「マルクスと友達になろう」(不破哲三さんの講演)は、毎回の班会議で、分担して報告しながら理解を深めました。「資本主義になって搾取が見えにくくなるというのはそうだと思った。搾取の仕組みを知って、もっと給料についてガツガツ言っても良いかなと思った」「自由な時間を労働者が取り上げられていて、それを資本家から労働者へ。その時間で自分を高める行動に使い、人間の発達の場が保障される。そうやって新しい社会へというのがわかった」などの議論を通じて理解が進んでいきます。

 新歓運動を準備する2月以降、民青同盟の「学生新歓論文」や「加盟よびかけ文」などを議論し、自分の感じている民青の魅力や新しい仲間をむかえる意味を深めていきました。「社会や政治についてモヤモヤしていたが、霧が晴れる思いがあった。新入生にも感じてほしい」「一人だといろいろわからないことがあってもあきらめる。でも班ではみんなで調べて学ぼうとなる」「知らなくてあきらめていたこともあった。日米安保はなくせると知ったことは大きかった」など、率直に出し合いました。そして「魅力を感じてもらうには、実際の班会議を体験してもらうことが大事」と、「政党政策見比べ」「大阪都構想」「働き方改革」などのテーマを決めた公開班会議を設定し、企画に誘いながら加盟を呼びかけています。

 A学生班では、今まで学んできた同盟員が中心になって、授業の空き時間を使った「マルクスと友達になろう」を読む会なども行っています。また、若者憲法集会や原水爆禁止世界大会に、みんなで参加しようと計画をはじめています。

民青同盟といっしょに学生に働きかけよう

 衆院大阪12区補欠選挙では、大学生と学費や奨学金の対話を行い、たくさんの期待の声が寄せられました。参院選はもうすぐ。対話を通じて、多くの学生に希望を届けましょう。

 「学生むけ民青紹介リーフ」は日本共産党の府・地区委員会にお問い合わせください。

(大阪民主新報、2019年5月12日号より)

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