2019年08月04日
山下よしきの徒然エッセイ
子どもたちにも届いた“希望”
参院選最終盤、マンションに向かって語りかけるように演説していると、学校帰りの子どもたちが公園の遊具に乗ったまま聞きはじめました。途中から「そうだ」の声があがり、大きくうなずく姿も。とうとう最後まで私の演説を聞いてくれました。
宣伝カーを降りてお礼に向かうと、子どもたちも遊具から降りて近づいてきます。10人ほどでしょうか。一人の少年が「サインください」というと、「ぼくも」「わたしも」と小さな列ができました。
チラシの余白にサインしながら、何年生か聞くと「4年生です」。話は分かったか聞くと「はい、わかりました」。どこが分かったか聞くと「ぼくのお兄ちゃんは高校生なんですけど、家でお母さんがこれからお金がたくさんいるって言っています」。
なるほど。演説のなかで、日本の大学の授業料は高すぎること、ヨーロッパでは基本的に無償となっていること、日本共産党は、すみやかに半額にし、段階的に「0円」めざすことを紹介しましたが、ちゃんと理解して合いの手を入れてくれていたのです。
選挙戦で私たちが語った〝希望〟は、子どもたちにも伝わる力をもっています。サインには私の名前とともに「子どもたちは未来です」と添えました。
子どもたちに、戦争のない未来を手渡すのは、私たち大人の責任です。
近畿、全国のみなさんの猛奮闘のおかげで4選を果たすことができました。誠実に、果敢に、希望の実現をめざし奮闘したいと思います。(やました・よしき 日本共産党参院議員 毎月第1週に掲載)
(大阪民主新報、2019年8月4日号より)