成果を確信に、悔しさをバネに
強く大きな共産党をつくろう
第6回府委員会総会 参院選受けて討論
日本共産党大阪府委員会は第6回府委員会総会を3日、大阪市天王寺区内で開催。参議院選挙結果と生かすべき教訓と課題などを検討するとともに、来るべき総選挙での躍進を目指し、8、9月に党勢拡大を飛躍させる議論と意思統一を行いました。
総会では、参院選で4選を果たした山下芳生議員があいさつ。改憲勢力を3分の2以下に抑えたことに触れ、市民と野党の共闘が決定的な役割を果たしたとし、全国に広がった共闘の様子を報告しました。一方、大阪選挙区で辰巳孝太郎氏の議席を失ったことに、他党からも惜しむ声が相次いでいることを紹介。「成果を確信に、悔しさをバネにし、強く大きな党をつくろう」と呼び掛けました。
報告に立った柳委員長は、参院選の全体の結果と大阪の結果について述べた上で、「選挙結果を攻勢的にとらえて、安倍政権と維新政治の2つの逆流に立ち向かおう」と訴え。参院選のたたかいの教訓と課題を明らかにし、総選挙の勝利・躍進に生かすこと、総選挙勝利に向けて、8、9月は、公約実現のたたかいと一体に、強く大きな党づくりにただちに打って出ることを呼び掛けました。(6面に柳委員長インタビュー)
討論では13人が発言。大阪選挙区の結果への悔しさが語られるとともに、対話・宣伝、支持拡大や、保守層や無党派層への働き掛けなどでも、新しい挑戦が各地で行われたこと、“希望”の政策への共感の広がり、党勢拡大の経験や決意が出されました。
大阪選挙区で得票数・率ともに第一党となった此花区の経験を報告した瀬戸一正前大阪市議は、党支部がない地域などに「地域に穴を残さない」と常任委員が手分けして入り、支持拡大に取り組んだことや、路地裏宣伝などでも政策を届ける活動を重視したことを紹介しました。
森友、コンビニ、保育、民泊、漁港の台風被害など辰巳前議員の国会活動や実績を生かした働き掛けが、保守・無党派層を含め、新しい層に支持を広げたこと、市民ボランティアの活動なども報告されました。
このほか、「無党派層への働き掛けで大学高校前、スーパー、駅前などで対話」(堺地区)、「ジェンダー問題で若い人とも対話が広がった」(新婦人グループ)、「保育後援会が対話、支持を広げ、選挙結果の悔しさをバネに、2人の保育士が入党」(吹田市)、「新加盟の同盟員がいきいきと活動」(民青同盟グループ)などの報告がありました。
駒井正男書記長は、府委員会新ビル建設運動について報告しました。
(大阪民主新報、2019年8月11日・18日合併号より)