市民と野党の共闘で希望の政治を
高槻・島本 JCPサポーターまつり開く
日本共産党を応援する市民による手作りの交流イベント「JCPサポーターまつりin高槻・島本」が10月26日、高槻市の城跡公園で開かれました。昨年5月に続く2回目の開催で400人が参加。中央ステージでは、市民が野党共闘発展への思いを語り合うシンポジウムやコンサート、青空寄席が行われた他、バザー、子どものコーナー、法律相談など多彩なプログラムが催されました。
サークル鼓太舞の和太鼓演奏でオープニング。実行委員長で弁護士の松本七哉さんの開会あいさつに続いて高槻市と島本町の日本共産党議員、宮原威前府議が紹介されました。
党高槻・島本地区の浅沼和仁委員長は、消費税10%や年金削減、災害に強いまちづくりや高槻市営バスの無料敬老パス見直し問題など国と地方政治の課題に触れ、「命と暮らしを守る政治のあるべき姿を一緒に考え合いましょう。1日楽しく交流し、日本共産党のことをもっと深く知り身近に感じてください」と呼び掛けました。
共同を土台に運動が発展し
政治シンポジウム「市民と野党の共闘で政治を変えよう」では、党高槻市議団の中村玲子議員が進行役を務め、パネリスト4氏が、野党共闘発展に向けた課題と展望について意見を交わしました。
市民連合高槻・島本呼び掛け人メンバーの二木洋子さんは、連続講座など「市民連合」の活動を取り上げて、高槻、島本各議会での党派を超えた共同を土台に安保法反対など運動が発展したと発言。「カジノ反対など地域の課題に一緒に取り組み共同を深めたい」と語りました。
若い世代の政治参加の課題について、高槻市で一児を育てる女性は、「子育て世代であれば、保育所入所など悩みや不安を交流し合う中で、政治的な視点を育てていける。子どもを真ん中に多くの人とつながりを持っていくことが大切」と話しました。
高木りゅうた高槻市議(3期、無所属)は、敬老パス見直しなどの重要課題に触れながら、「論戦を通じて行政発展を担う役割を市議会が発揮できるよう、他会派とも協力していきたい」と語りました。
国家ビジョンを国民に示す
日本共産党のたつみコータロー前参院議員(2022年参院選大阪選挙区候補)は、野党に必要なのは安倍政権後に実現する国家ビジョンを国民に示すことだと強調。「消費税減税など経済政策合意を目指し、希望を持てる政治を実現するため、1歩も2歩も踏み込み、国政選挙をたたかっていきたい」と述べました。
辺野古新基地建設反対、護憲、反原発など社会運動の現場を中心に活動するシンガーの川口真由美さんは、「戦争の悲しみから生まれた9条を守るために、平和と命を守るために連帯していきましょう」と呼び掛け。「ケサラ」「人間の歌」など歌とトークで会場と一体になりました。
(大阪民主新報、2019年11月3日号より)