おおさかナウ

2019年11月24日

清水忠史の国会レポート
桜で散る安倍政権に

清水ただし候補

清水ただし候補

 スピード違反で捕まった人が「来年から車に乗るのは中止しますから」と言い訳しても、反則切符を切られることは免れません。ところが「来年から中止します」と一方的に宣言して、税金を使った後援会活動を不問にしようとしているのが安倍総理大臣です。功績・功労が招待される条件と言いながら、その実、安倍総理大臣の後援会が山口県から大勢招かれていたことが明らかになりました。
 安倍政権を支えている功績や功労は確かにあるかもしれませんが、私たち国民の税金が投入されている催しを、後援会活動に利用されたのではたまりません。
 前夜祭と称して高級ホテルで宴会が行われていたのですが、その会費がひとり5000円。どう考えてもありえない金額です。ホテル側も宴会は立食でも最低1万1千円からとしています。安倍総理は「唐揚げを増やしたから」と、疑惑を唐揚げのせいにしてごまかそうとしていますが、仮に差額を安倍事務所が補填したとすれば買収行為となり罪に問われることになります。速やかに総理自ら国会で語るべきです。
 トップがついた嘘をごまかすために、資料が廃棄され、虚偽の説明が行われ、関係者が海外へ飛ばされ、証拠が書き換えられ、人命が失われた、それが森友事件でした。今度もトップが嘘をつき通すつもりなら、この国の民主主義の威厳をかけて嘘を暴き、裁きにかけなくてはなりません。
 私も野党共同の追及チームの一員として「桜疑惑」解明に力を尽くします。安倍政権が桜によって散ることを目指して。(しみず・ただし 日本共産党衆院議員 毎月第1週に掲載)

(大阪民主新報、2019年11月24日号より)

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