2019年12月01日
泉北コミュニティ紙
〝政治資金 共産党もあやしい〟
編集長「根拠なく書いた」
堺市南区で無料配布しているコミュニティー紙「泉北コミュニティ」が、近大病院移転問題をめぐって日本共産党をデマ攻撃した問題で、同誌編集部が同党からの抗議に対し、事実無根で記事を書いたことを認めました。
共産党 謝罪と撤回求める
同誌は11月7日付けの「共聴アンテナ」で、竹山前市長の政治資金問題にかこつけて、近大病院移転問題を巡って「億単位のカネが流れ込み」「反維新・反自民の共産党もアヤシイ」などと記述。あたかも日本共産党に不明朗な金が流れていたかのような文章を掲載しました。
同党堺地区委員会は11月14日、同誌を発行している有限会社コミュニティに謝罪と撤回を求めて抗議しました。抗議文では、「日本共産党が『政治とカネ』問題で、もっともきびしい態度をとっていることは周知のこと」で、最近も、安倍首相主催の「桜を見る会」が公的行事を私物化したものとして追及し、大きな反響を呼んでいると指摘。「こうした公党に対し、何の根拠もなく、『アヤシイ』などと中傷することなど許されない」「こうしたフェイクニュースで中傷攻撃を加えることは、住民を惑わし、日本共産党へのマイナスイメージを植え付けるもの以外のなにものでもない。何のため、誰のためのものか」と述べています。
同紙の皿貝直三編集長(社長)は、「金が流れているという根拠があって書いたわけではない。自分の思いだけで書いた」と答え、事実無根であることを認めました。同地区委員会が、謝罪と共に思い込みで書いたことを紙面上に掲載するよう強く求めたことに対し、皿貝氏は、抗議文を受け取り、何らかの形で対応すると約束しました。
(大阪民主新報、2019年12月1日号より)