2020年02月16日
たたかってこそ原発ゼロに
河南地域革新懇ネットが集会・デモ
原発ゼロ関電羽曳野前行動 延べ参加者が1万人突破
河南地域革新懇ネットワークはこのほど、「原発ゼロ関電羽曳野前行動1万人突破記念集会&パレード」を羽曳野市内で行い、150人余りが参加しました。
同ネットワークは、2012年7月以来、毎週「なくせ原発!アクション」に取り組んできました。383回目を迎えたこの日、これまでの参加者が延べ1万人を突破しました。
パレードに先立ち、峰塚公園で開かれた集会では、ネットワークの西村裕司事務局長らがあいさつ。「たたかってこそ原発を止められる。原発ゼロ、脱炭素火力発電、再生可能エネルギーの電力をつくろう」と述べました。
参加者からは、「夫が福島の出身。この行動にはほぼ毎週参加して来た。9年経っても福島の現実は変わっていない。安全と言えない原発はつくるなの声をさらに広げよう」「昨年の高齢者大会で福島へ。自分の目で見て、肌で感じることが大事。福島も沖縄も自分のこととして考え、みんなで行動を」との発言がありました。
吉井英勝元日本共産党衆院議員がミニ講演。「〝金だけ〟〝自分だけ〟の安倍政権、原発も同じ」だとし、過去に、老朽原発の検査に利用可能な300億円の装置を、わずか3億円で民間に売却したこと、全電源喪失の危険性を指摘した質問主意書には、「安全対策に万全を期す」と繰り返し回答しながら、無策のまま福島事故を招いたと述べ、「こんな総理の下では安心して暮らせない。再生可能エネルギーへの切り替えには、大資本の参入をチェックしながら、それぞれの地域に合ったやり方を市民自らの手で」と語りました。
参加者全員で「原発いらない、汚職まみれの再稼働反対、地震大国原発いらない、火山列島原発いらない」などのコールをした後、パレードに出発。近鉄古市駅前まで元気に歩きました。
(大阪民主新報、2020年2月16日号より)