新型コロナ対策を最優先
暮らし・商売守る共産党を
小川陽太候補の第一声(大要)
中央区大阪市議再選挙22日投票
中央区の大阪市議再選挙が告示された13日、同区内で日本共産党の小川陽太候補が行った第一声(大要)を紹介します。
日本共産党の小川陽太です。中央区での大阪市議再選挙に立候補しました。暮らし、商売を守る政治へ切り替えるために、何としても勝ち抜く決意です。
皆さん、力を合わせて中央区で議席を獲得して、政治の流れを変えていこうではありませんか。(拍手)
感染拡大に不安独自対策で応え
今ほど政治の役割発揮が求められている時はありません。新型コロナウイルスの感染拡大に不安の声が広がっています。国会でも日本共産党と野党各党が共同して、検査体制の強化や医療機能の確保などの対策で、来年度予算案の組み替えを提案しました。日本共産党も12日、独自に緊急経済提言を行いました。大阪市は一番暮らしに近い自治体として、検査体制の確立や事業所への融資制度など、不安に応える対策、独自の役割が求められています。
住民の命を守り頑張り抜く議席
今、政治のあり方を本当に見つめ直すいい機会です。「感染の実態を知りたい」と、検査件数を増やすよう求める声に、吉村洋文知事は、検査を積極的に行ったイタリアでは感染者が多いとし、「医師や看護師の不足に拍車がかかり、感染が一気に広がった可能性がある」とツイッターでつぶやいています。
医療ベッドを削減し、全国の公立病院の統廃合を進める政治は、一体誰が行っているのか。「二重行政」といって住吉市民病院を廃止したのは一体誰なのか。
こういう時だからこそ、国でも大阪市でも、住民の命を守るために、頑張り抜ける議席が必要です。市民の願い実現にとことん頑張る私、小川陽太を、皆さんの力で議会に送って下さい(拍手)。
市議を2期8年 カジノ反対貫く
私は2期8年、市議会で働き、市民の願いとかけ離れたカジノ誘致や大阪市をつぶす「都」構想で論戦してきました。
「カジノは民間投資だから税金を使わない」と言う橋下徹元市長に対して、夢洲のインフラ整備で税金が使われると暴きました。吉村前市長にはカジノの標的は日本の、大阪市周辺の市民だと認めさせ、市民を不幸にするカジノは絶対反対だと論戦の先頭に立ってきました。カジノ反対の願いを安心して託していただけるのは、私、小川陽太ただ一人です(拍手)。
暮らし守るため税の使い道転換
今回の選挙では、大阪市の力を市民の命と暮らしを守るために使うかどうかが問われます。
新型コロナウイルス感染拡大の影響について、商店街などでリアルな声をお聞きしてきました。「売り上げが10分の1になった」「イベントの中止で予約も全てキャンセル」「ゲストハウスは海外のお客さんはゼロ、秋まで持たない」「リーマンショックと比べものにならないくらい悪い」という深刻なものです。カジノや大型開発、投機マネーを呼び込めば経済が良くなるという政治が、明らかに破綻しているのではないでしょうか。
中小企業、街の商店こそ大阪経済の主役です。大阪市として営業の実態を調査し、融資制度をはじめ、所得補償も含めた対策を国と協力して進める。大阪市としても暮らしを守るための税金の使い道へ切り替えなければなりません。
保険料引き下げ豊かな教育こそ
政令市一高い介護保険料を速やかに引き下げさせましょう。大阪市は来年度案で、1人当たりの国民健康保険の保険料を4・2%、5650円の値上げを提案しています。とんでもありません。値上げは撤回させ、暮らしを支え、地域経済を応援する市政へ転換させましょう(拍手)。
豊かな教育環境を中央区でこそつくらねばなりません。中央区は子育て層を中心に人口が増え、児童数の急増で学校は運動場で遊べないなど、深刻な状況です。大阪市の責任で教室不足をすぐに解消させましょう。
2月に強行した学校統廃合条例による学校つぶしは、絶対に許されません。今必要なのは、全学年で35人以下学級を実現し、先生方の忙しさを解消しながら、子どもたちをしっかり育める豊かな教育環境をつくること。そのための予算は37億円。決意すればいつでもできます。どうか、この仕事を私にさせて下さい。
中央区をもっと住みやすい街に
新型コロナウイルスの拡大で子どもたちの居場所がクローズアップされています。私は、いきいき事業の充実へ、指導員の配置や時間延長を進めます。家賃が高くて場所が確保できない学童保育に、家賃補助制度を設けて新設を後押しします。
松屋町筋のバス路線復活、森ノ宮駅2番出口・天満橋駅4番出口へのエレベーター設置など、住民の皆さんが本当に汗をかいて、自分たちの中央区を住みやすくしようという地道な活動にも、しっかりと光を当てる。大阪市の一般会計予算は約1兆8千億円。バス路線は1千万円もあれば、すぐにでもつくれるのです。
大阪市を壊せば市民を守れない
大阪の政治はこの9年、大阪市廃止の「都」構想に明け暮れてきました。大阪市を壊してしまえば、市民のために使う政令市としての権限、財源がなくなり、市民の暮らしを守ることもできなくなります。新型コロナウイルス感染症対策を最優先に行うべき時に、カジノや「都」構想などといっている場合ではありません(「そうだ」の声)。
対話の輪広げて必ず勝利しよう
この再選挙で私、小川陽太を何としても勝ち抜かせて下さい。市民の声が政治を動かす新しい大阪市政を、この中央区からつくっていきましょう。
皆さん、最後まで対話の輪を広げ抜き、必ず勝利しようではありませんか。その決意を申し上げて第一声とさせていだきます。ありがとうございました(大きな拍手)。
(大阪民主新報、2020年3月22日号より)