ズバリわかる大阪都

「大阪市廃止=都構想」Q&A 2020年7月

11

(コロナ対策編)

Q11 なんでこんな時に「住民投票」?  財源なき「財政調整」

Answer

コロナ禍の住民投票は二重三重の暴挙

 大阪市のHPには、住民投票をめぐる市民の声が紹介されていますが、その大半は、「コロナ禍のいま、なんで住民投票?」です。
 当然です。いまは新型コロナ対策に、政治的立場をこえてとりくむべき時です。こんな時に、市民に「分断」をもちこむ「大阪市廃止=都構想」議論をすすめることは、コロナ対策をすすめるうえでも障害です。
 万一、住民投票で可決されれば、2025年までに無理やり「特別区」を設置するために府・大阪市の職員が山のような仕事に追われ、新型コロナ対策どころではなくなります。
 おまけに、いまの「特別区設置案」には、「コロナ」の「コ」の字も前提にありません。受けている経済的打撃、税収の落ち込みなどを考えても、いまの「財政シミュレーション」は役にたちません。
 にもかかわらず「住民投票」を強行するなど、二重三重の暴挙です。
 新型コロナ対策でいえば、大阪市からの10万円給付金給付は全国的には7月初めには7割の世帯に届いているのに、大阪市の給付率は政令市の中でも最低の17.6%(3日時点)です。「都構想よりコロナ対策」を!

 驚くのはコロナ禍のもとでの松井市長の公務日程です。4月以降の3カ月間を例にとると、91日のうち55日間も「公務日程なし」。「府市一体」だから市長の仕事はしなくていいとでも?

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