ズバリわかる大阪都
vol.2(2014.10.10)
Q6
なんで「湾岸区」?
「大正三軒家町」?
Answer
上から目線の「区割り」と
町名のおしつけ
「維新の会」は、大阪市を廃止して、「中央区」「東区」「北区」「南区」と「湾岸区」をつくるといいます。 住之江区は、真っ二つにして、「南区」と「湾岸区」に。なぜそうするのか。誰と相談して決めたのか。いっさい不明です。
さらにあきれるのが、「町名変更」です。「いまの24区はなくさない」というペテンをとおすために、すべての町名の頭に、いまの「区名」をつけるというのです。たとえば「湾岸区」の「西淀川御幣島町」「大正三軒家町」、「中央区」の「西成天下茶屋町」、「南区」の「住之江西住之江町」…。
地名には、歴史と伝統、住民の愛着や郷土愛が込められています。「維新の会」の「上から目線」でのおしつけなど、もってのほかです。
「都」の名称はつかえない?
法律にも、「維新」の設計図にも、「大阪都」はでてきません。「『都』は天皇が住む東京だけ」(石原慎太郎氏)などの議論もあり、「府」のままです。名前も、中身も、詐欺的です。