ズバリわかる大阪都
vol.3(2015.02.06)
Q1
何のための「大阪都」?
Answer
大阪市なくし、くらしをこわす
「一人の指揮官」(知事)で
やりたい放題
「大阪都」は2010年1月に橋下知事(当時)がいいだした構想です。
そのねらいは3つです。
1つは、大阪市も24区もなくしてしまう。
2つめに、その権限・財源を「大阪都」に吸い上げ、巨額を大型開発に注ぐ。
3つめは、「一人の指揮官」(知事)でやりたい放題できる体制をつくることです。
2011年ダブル選挙で橋下市長、松井知事が就任すると、公約やぶりの「地下鉄・市バス敬老パス」の有料化、「住吉市民病院」廃止など市民サービスや施設の削減を次々にすすめてきました。地下鉄や水道の「民営化」を叫び、職員には「思想調査」まがいの「アンケート調査」を強要。問題だらけの「民間公募」区長や校長を採用し、教育にも政治介入。議会が異を唱えると「出直し市長選挙」で6億円のむだ遣い―。
こんな「維新政治」をさらに暴走させようとするのが「大阪都」です。
ご存じですか
「大阪都」とは呼べない「大阪都」構想
「大阪都」構想といいますが、実は法律にも、「協定書」にも、「大阪都」の文字がありません。「住民投票」で決まるのは、「大阪市廃止」構想です。
また、「住民投票」は大阪市以外の府民を対象にしておらず、衛星都市の市長、住民からも、「大阪府」を変えるのに、「意見を聞きもしないのか」と批判が寄せられます。