2013年05月30日
橋下・維新はいよいよ追い詰められている ― 大阪市会閉会に際して
2013年5月30日
日本共産党大阪府委員会書記長 柳 利昭
1、本日閉会した5月大阪市会で、わが党と自民党、OSAKAみらいの3会派は、橋下市長への問責決議案を提出しました。この決議案が成立する流れをみた橋下・維新は、窮地に陥るなかで、松井知事が「可決なら出直し市長選」と叫び、これに屈した形で公明党が問責決議案への態度をくつがえし、決議案成立ははかることができませんでした。
しかし、この間の展開は、橋下市長の「慰安婦制度は必要だった」という暴言、さらに外国特派員協会での会見をはじめとする見苦しいいいわけ、居直りが、大阪市民をはじめ、国内外からの憤激を呼び起こす中で、大きく追い詰められた姿をさらけだしたものです。
2、 5月市会では、橋下市長が「大阪都」構想にむけてゴリ押ししてきた「水道統合案」が否決され、「地下鉄・市パス民営化案」についても、3月市会に続き、再び「継続審議」となり、成立させられませんでした。「大阪都」構想そのものもゆきづまりの色を濃くしています。
「慰安婦」暴言問題とともに、大阪市政運営においても、橋下・維新はいよいよ追い詰められています。
3、わが党は.この到達点にたち、広範な市民諸団体とともに、橋下市長の暴言撤回と謝罪、市長辞任を求め、追い詰め、打ち破るためにさらに徹底したたたかいを広げます。また、国政上の大問題として、橋下氏をかばい続ける安倍自民党ともども、橋下・維新への痛打をあびせるために総力をあげるものです。