統一地方選挙後半戦の結果について
2023年4月24日 日本共産党大阪府常任委員会
4月23日に投開票された統一地方選挙後半戦では、市長選挙で日本共産党が推薦した吹田市の上垣ゆうこ氏、八尾市のまのくぼ民子氏が市政転換をめざして積極的にたたかい、わが党が自主支援した高槻市のはまだ剛史氏、寝屋川市の広瀬けいすけ氏が維新候補を大差でうち破り再選を果たしました。
17市4町の議員選挙には定数5減のもとで59人が立候補して奮闘し、12市4町で全員当選をかちとりました。寝屋川市と守口市で議席を増やしましたが、僅差の惜敗もあり、全体では53人の当選(前回58人)となりました。
私たちは、維新の大量立候補と参政党の擁立など選挙戦の様相が大きく変化する大激戦のもとで、節々の情勢判断と対策を明確にし、必勝スローガンを掲げて党と後援会の決起を広げてたたかいぬきました。前半戦に続き、ご奮闘・ご支援をいただいたみなさんに、心からお礼を申し上げます。
日本共産党は、子どもの医療費無料化、学校給食の無償化、国保料引き下げ、自治体ごとの地域要求などを掲げ、住民の運動と結んで政治を前に動かしてきた党議員団の抜群の役割を、自民・公明や維新などと対比して押し出す論戦をすすめて共感を広げました。また、大阪カジノ・IRの認可強行に抗議し撤回を求めるとともに、岸田政権の大軍拡の危険な中身を知らせて、党の平和の対案を語る訴えにも期待が寄せられました。
新たに選出された地方議員を先頭に、選挙戦で訴えた公約の実現に全力をあげていきます。
今回の統一地方選挙の結果、大阪では自民党が地方議員選挙でも支持基盤を大きく崩す一方で、議席をさらにのばした維新がカジノの強行をはじめ暴走を加速することが強く危惧されます。同時に、高槻と寝屋川の市長選挙で維新市政を許さなかったことは重要です。
このもとで、知事選でたつみコータロー候補が提起した維新政治転換の方向は、希望ある大阪の進路を示すものであり、維新政治に正面対決する日本共産党の役割はいよいよ重要になっています。
前半戦・後半戦ともに勝利した吹田市の経験や、全国の教訓にも学んで統一地方選挙結果の自己検討を行い、次の総選挙での躍進をめざします。5月21日告示・6月4日投票の堺市長選挙勝利に力をつくすとともに、今回の選挙でも浮き彫りになった党の自力の強化と世代的継承の重要性を明確にして、全党の総力をあげて次期党大会めざす「130%の党」づくりにとりくむ決意です。