日本共産党大阪府委員会の主張
「共産主義と自由」を学び、語り合おう
「社会の授業で自由がないと習ったが、社会主義・共産主義は、まったく違う社会だった」――4・27学生オンラインゼミ(志位議長)の感想がよせられています。
「ゼミ」は、第29回党大会で解明された、「人間の自由」をキーワードにした未来社会論を土台に、よりわかりやすく、おもしろく、学べるものとなりました。
7月、「ゼミ」を収録した『Q&A 共産主義と自由』が、いよいよ出版されました。これを力に、全国都道府県委員長会議(6月11日)がよびかけた「『共産主義と自由』を学び、国民と語り合う大運動」を、本格的にすすめていきましょう。
戦略的課題として
自民党政治の崩壊的危機のもと、政治、経済、外交など、どの問題でも日本共産党の政策に、共感がよせられています。一方で、「党名を変えた方がよい」「中国や旧ソ連のようになるのでは」など、支持や入党のよびかけなどで、最後に障害となるのが、社会主義・共産主義の問題ではないでしょうか。そういうもとで、「社会主義・共産主義については聞かれたら答える」という受け身の対応をしてきたのではないでしょうか。
29回党大会では、長期にわたる党勢後退の客観的な要因として、「90年を前後しての旧ソ連・東欧の旧体制の崩壊という世界的激動と、これを利用した熾烈な反共攻撃の影響」を指摘しました。同時に、「『社会主義の復権』というべき新しい期待が、とりわけ若い世代の間で起こっている」ことも強調しました。
志位議長は、『Q&A』の冒頭で、「『人間の自由』と『社会主義・共産主義』というテーマを、いかに多くの方々に理解していただける論理と言葉で語るか。これは私にとって、この数年来の大きな課題」だったが、「多くの青年と私たち日本共産党の理想が響きあう新たな鉱脈を発見した思い」と手応えを語っています。
学習と議論をはじめた組織からは、「『自由に処分できる時間こそ真の富』という言葉に深く考えさせられた」など、若い世代もベテラン世代も、生き方を語り合い、いきいきと活動をすすめる力になると報告がよせられています。
「大運動」を、強く大きな党づくりのうえでも、総選挙での躍進をめざすうえでも、戦略的課題と位置づけ、開始しましょう。
『Q&A』学習と普及を
『Q&A』で志位議長は、「誰にでもとっつきやすく、わかりやすいもの」「関心のある設問のどこからでも読んでもらえるもの」と紹介しています。本を手に、「ゼミ」の動画を視聴すれば、さらに理解が深まります。
支部や地区など、様々な集まりで学習会をはじめましょう。疑問や感想を出し合い、本にたちかえりながら議論をすすめましょう。「集い」のテーマとしてもとりあげ、語り合うことにも挑戦しましょう。